初夜-2
「あれ〜??」
瀬奈は体に何かゴツッとした堅いものが当たっている感触に気付き手を伸ばす。
「あっ。」
瀬奈は早くも再勃起したペニスをムギュッと握る。
「いやいや、ハハハ!」
照れ笑いを浮かべる海斗。
「元気なんだね。」
そう言ってゆっくりとペニスを扱いた。
「手コキも巧めーっ!」
「でも風俗嬢じゃないからね?」
「アハハ!もう言わないって。」
お互いの堅くなった物をいじり合う2人。イチャイチャして楽しい雰囲気の中、性欲が盛り上がってくる。
「こういう雰囲気でエッチな事できるって、なんかいいね。」
「ああ。俺なんかは良くふざけすぎだって注意されるけどね?風俗で。アハハ!」
「でも私は好きだよ?」
「そうか?でな、俺さぁ、笑顔から感じる顔に変わる時の女の顔が好きなんだよ。それとか話ながらいじってさぁ、話してる途中で微妙に感じる時の女の顔見るのが何とも言えないんだよね。」
「マニアねぇ〜。あん…」
「ほら!その顔!たまんねー。」
「やだぁ、もう…」
海斗の執拗ないじりに瀬奈の顔が次第に感じる顔の方を多く見せるようになる。そしてとうとう目を閉じ甘く顔を歪ませるようになった。
「海斗…。なんか…感じてきちゃったかも…。」
恥ずかしそうに薄目を開け見つめる。
「俺も興奮してきちゃった…」
海斗の手が胸から下っていく。そして瀬奈の様子を探りながら下腹部へと向かう。瀬奈の抵抗が見られない事を察すると海斗の手は瀬奈の股間へと忍び込む。
「んんん…」
抵抗どころか自ら股を緩めた瀬奈。海斗の手の侵入を許した。
中指の腹が瀬奈の性器に接触した。ピチャッと音が聞こえそうなぐらいに濡れていた。
「す、凄っ…。」
「私…、スケベかも…」
自分の濡れ方は熟知している。スケベなくせして更に欲求不満な事は伏せておいた。
「スケベだね。」
海斗にそう言われると顔が火照り熱くなる。濡れまくる性器に海斗の指が這う。表面を軽くなぞられるだけでも体がビクンとなる程に感じてしまう。
「あっ、あっ…あん…!」
眉間に皺を寄せ喘ぐ瀬奈。瀬奈の体の感度は増していた。
「クンニ、していい?」
「えっ?く、クンニって、なぁに?」
意味を知らない瀬奈に海斗ははっきりと言う。
「マンコを舐める事だよ。」
「えっ…?」
いやらしい単語と卑猥すぎる行為に瀬奈の頭は湧き上がってしまいそうなぐらいに熱くなる。
「瀬奈のマンコ、舐めたい。」
「や、やだ…、恥ずかしいよ…」
一読捨てた人生だから何でも平気だと思っていた瀬奈だが、そんな簡単に自暴自棄にはなれない事を知った。舐められた経験のない瀬奈は明らかに動揺する。