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Purple woman
【二次創作 官能小説】

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Purple wedding-16

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―――キュキュッ・・・・


―――ガチャッ




シャワーの元栓を締め、シャワー室からバスタオルを被ったまま出てくる。
首には愛用の銀の素材のフクロウの首飾りを、腰にはバスタオルを巻いただけという簡易な格好のままで廊下を抜け寝室に向かう。


“彼女”が寝ていようと起きていようと、
今夜は寝かせるつもりはなかった。“彼”にとっても、“彼女”を味わうことは本当に久しぶりのことだったからだ。



(・・・それにしても)



寝室のドアノブに手を伸ばしながら、“彼”はふと考える。



(―――――もしかしたら逃げ出していたということも考えてはいたが・・・素直に居残りしていたとはな・・・)




“彼女”を誘拐して島を抜け出してから幾つか居所も変えた。
この間“彼”は知りうるあらゆる手段も駆使し、相当金も使った。


ようやく落ち着いた先であるこの別荘地でも監視カメラや盗聴機含め色々と出費もあった。


しかし出費に見合う収穫だったとも考えている。

既に半年近く、傍目からは恋人くらいには見える親密さは示すようになった。


当初見せた抵抗も既になく、
今では夜毎に“彼”の愛技に乱れ乱れ、
“彼”もまた“彼女”の肉体に溺れていた。


この間“彼”自身が『狩り』を中断し、“彼女”一筋になっているのが、そのことを如実に示している。







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