夜のサービス-9
そして瀬奈は海斗の腰に手を当て前後に頭を動かす。性感を増した海斗のペニスは痛い程にいきり勃つ。
(今日初めて逢ったばかりの女とセックスだなんて…やっぱダメだよ…。でも、ヤバイ…興奮してきた…。こんな可愛い子がヤラせてくれるなんて夢でも有り得ない…。こいつ、いい体してるし気持ち良さそうだ…。マズイ…ヤリたくなってきた…。)
葛藤の末、煩悩が勝つ。余計な事を考えなければこんな美人はなかなかお目にかかれない。スッピンでこれだけ美人な女などごく稀だ。そんな美人がペニスをくわえる姿がうっすらと見える。そんな瀬奈がどんどん官能的に思えて来た。完全勃起したペニスはもう収まりがつかなくなっていた。
「ヤリたくなってきた…」
海斗は瀬奈の体を引き起こすとベッドに押し倒す。
「あん…」
そんな瀬奈の脚を強引に開き体を入れ込んだ。
「いいよ、海斗…。来て?」
興奮気味の海斗に瀬奈は言った。
「あ…」
瀬奈の声にハッとした海斗。なぜなら瀬奈の声が震えている事に気付いたからだ。
「わ、悪い!つい興奮しちまった…」
瀬奈の体から離れ横たわる海斗。添い寝するかのように横たわる海斗の顔を除き込む。
「どうしたの…?」
「お前だって怖いだろ?どこの誰だか分からない逢ったばかりの男に抱かれんのは…?もっとお互いを分かってからするべきだったよな。悪かったよ。」
そんな海斗を見て瀬奈の表情が和む。
「私の事、心配してくれたの…?」
「心配ってゆーか、まぁ、その…そうだな…」
照れてしまい瀬奈の顔がまともに見れない。頭をかいたり落ち着かない海斗。
「ありがとう。ちょっと嬉しかったよ?」
そう言って頬にキスをする。
「わっ…」
ドキッとした。そんな海斗に瀬奈は穏やかな声で言った。
「私の気持ちに任せて…?」
瀬奈は体を起こし海斗の体の上に跨がる。そしてペニスを握り垂直に立ててゆっくりと腰を沈めて行った。
「えっ!?ち、ちょっ…!」
慌てる海斗だが、瀬奈に迷いは感じられなかった。
「私はもう海斗に気持ちを許してるよ…?」
ニコッと笑った瀬奈は自分の中に海斗をゆっくりと迎え入れていく。
「あ…ああっ…」
優しく包み込むように絶品の締め付けを与えながら海斗のペニスを迎え入れていく瀬奈。
「んんん…、んっ…」
微笑が妖艶に歪む瞬間に胸がドキッとした海斗。瀬奈はゆっくりと海斗のペニスを奥まで迎え入れた。
「ああん…、ハァハァ…海斗…。一つになった…。」
甘苦しそうな微笑を浮かべる瀬奈はゆっくりと前後に腰を動かす。
「ああん…、ああん…、ああん…」
腰を滑らかに動かしながら何とも言えない喘ぎ声を溢す瀬奈を海斗は目を見開き見つめていた。
「海斗…」
上体を倒し海斗の唇に唇を重ねる瀬奈。セックスを終えるまで待つ理由は無かった。身も心も許した証拠だ。まだまだ海斗を深く知らない。しかし口では説明できないが海斗は自分を助けてくれる人間だと感じた瀬奈。迷いはなかった。
「ああ…。よ、良かったのか…お前…」
「ハァハァ…ちゃんと瀬奈って呼んで…。」
「あ、ああ…。瀬奈…」
改めて名前を呼ばれてゾクッとした。
「海斗…!」
瀬奈は自ら烈しく舌を絡めるのであった。