アラフォー由美子の初体験-12
15.
「ああぁっ・・気持ち好い、由美子、凄くイイんだ」
耳元で博さんが呻きます。
お腹の上で、博さんの身体がうねっています。
「痛くない」
「大丈夫よ」
股間の異物感が膨らんで、カッカと火照っているのが分かります。痛みは殆ど感じません。さっき見た博さんのペニスの映像が、脳一杯に広がります。
博さんが私の上で大きく身体を波打たせると、私をぎゅっと抱きしめました。
耳元に熱い息が吹き掛かります。
「ああぁ~っなんて好いんだ、もう蕩けそうっ」
ヨガリ声を上げて身体を震わせる博さんを、私はしっかりと抱きしめました。
昼間のあの真面目腐った顔からは想像もつかない赤裸々な痴態に、いつしか私の羞恥心も吹き飛んでしまい、夢中になって博さんの足に、私の足を絡めていました。
逞しい異物感が、クリトリスを下からしきりと突き上げます。
お腹の底から沸騰するような疼きが、 腰からお臍に広がっていきます。
「博さん、愛してるわ、愛してるわ」
異物がコリコリに固くなって、突き上げたまま動きを止めました。
「いくっいくっ…いくぅぅぅっ」
博さんの声が更に上ずって、身体がきゅんと硬直しました。
ドドッ、ドドッ
私の胎内に、暖かい飛沫が飛び散ります。
「博さん」
博さんの腰に腕を廻し、しっかりと引き寄せました。
「由美子っ」
「博さんっ」
ドッドッドッ
いつか画像で見たあの機関車の先端から、博さんの精液が迸り出て、見たことのない私の子宮に飛び込んで行きます。無数のオタマジャクシが、我勝ちにと先を争って、暗い子宮粘膜の上を飛び跳ねひっくり返りながら、奥に進んで行きます。
その先には私の卵子が待っている。
この人の命が私のお腹に・・、この人は私の子供の父親になる。
ひとしきり身体を震わせて、博さんは足を突っ張ったまま、動きを止めました。
股間の怒張が、緩やかに萎えていきます。
博さんの固まった身体が、徐々に柔らかくなっていきます。
「博さん」
股の間で存在感を失いつつある、愛しいモノを、切ない思いで、力一杯締め付けました。
(ごきげんよう)