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乙女☆大作戦
【女性向け 官能小説】

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「まずは何をしたらいいの?」
同期の飲み会から数日後、内線で山崎から
今日、第1回目の作戦会議だと言われた。
別に彼氏がいない私はいつでもOKだ。

「お前、橋本さんのメアド知ってんの?」
「知らないよ」
「はぁ?全て1からなの?」
「だって別に知り合いでもないし、飲み会で一緒になったこともないもん!」
「んじゃなんで橋本さんなんだよ」
「受付に座ってるとね。人間関係ってよく見えるのよ。
上司にへいこらしてるのに、部下には嫌な奴とか。
受付嬢には調子いいくせに、部の女の子のこと馬鹿にしたりとか」
「・・・・へ〜・・・」
「橋本さんはね、裏表がないの。
私たち受付嬢にも優しいけど、部の女の子にも優しいのよ」
「・・・・」

「あんたたち経営管理はお忙しいから、女子社員に
優しくする場面なんてないかしらね?」

多少のイヤミも含んでそういえば

「お前さぁ。同期とは言え、『あんた』っていうのやめろよ」

なんていう。

「じゃぁ、あんたも私のこと『お前』って言わないでよ?
あんたのオンナでもあるまいし」

「・・・・わかった。美咲ちゃんって呼ぶ?」
「はぁ?バカじゃないの!あんたバカじゃないの?
美咲ちゃんなんて受付で呼ばれたら、翌日には社内で私はあんたの彼女になってる!
社内報にも載っちゃうかもね!」
「―――それもいいな」

なんて真面目な顔をして
私の視線をそらさずに言うから

「勘弁してよ」
と、ため息混じりに言ったら
「そんなに嫌かよ?」
なんて、真剣に聞いてくる。




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