突然の悪夢-2
翌日、なにごともなかったように俺は出勤した。そもそも中学生達と乱交したなんて、たとえ相手が無理やりしてきたこととはいえ、いえるはずがない。 あんなことがあって、なにごともなかったようにふるまえるだろうか?と多少の不安もあったが、その不安は杞憂に終わった。俺は意外とタフだったのだ。 いや、それなりに人生経験を積んできたおかげだろう。
さゆり「サイトくぅぅん。今日もお仕事お疲れ様あん。」
こんなときさゆりのテンションは助けられる。
サイト「ああ、さゆりこそお疲れ様。今夜食事でもどうだ?」
さゆり「ええ?いいの?いくいくぅん。さゆり今日、新しい下着はいてきたのお。」
俺は昨日のことを忘れることにさゆりを利用しようとしているのか?と多少自己嫌悪もあったが、大人なんだからこういうこともあるよな。 と自分に言い聞かせた。
京子「ふん、あつあつね、社内で見せ付けてくれるわ。」
とつっこんできたのは真面目優等生OLで有名な京子だった。
サイト「なんだよ、そんなんじゃねえって。なんだったら京子も一緒にどうだ?」
さゆり「ええ〜、ヤダぁ、ふたりきりがいいぃん。」
京子「お断りよ、あたしあなたみたいなひと、タイプじゃないの。ちょっと顔がいいからって調子乗らないで。」
サイト「あーそーござんすか。」
ムス、とサイトは少しふくれた。実は京子にはちょっと気があったのだ。無理もない、美人で優秀なのだ。並みの男ならだれだって気になるって。
その夜。
さゆり「ああっぁっぁっぁん。はげし、あああん。」
俺は昨日のことを忘れようと夢中で行為を行っていた。
さゆり「いい。いいわ。今日のあなた最高よ。ああん、もっとお、もっとしてえ。まだよ、まだダメよ、もっとまだまだほしいのおん。」
サイト「中に・・いいか?」
さゆり「いいわ、今日は比較的安全日だし、なんだったらもう結婚しちゃう?ぁああああん。」
サイト「あはは、それもいいかもな、じゃあいくぞ。ぁああ、でる。」
ドクドクッ。サイトはさゆりの中に熱いものを解き放った。
さゆり「はぁぁああん、サイトぉぉお、愛してるぅぅん。」
俺も愛してるよ。そう心の中でつぶやいたが、口にはしなかった。ただの一時的な性の欲求による愛情なんて、口にするもんじゃない。そう思った。
その後もさゆりとは何回かエッチをした。俺はなぜかさゆりがかわいく思えていた。気持ちが弱ってるのだろうか。このままさゆりと・・・、ってのも悪くはないな。そんなことを考えていた。 そう、考えていたんだ。
そして、それから数日後の夜。家に帰るとマンションの前に見知らぬ女がいた。いや、知っている。見覚えがある。あれはたしか、こないだの中学生の一人。
サイト「なにか用か?それと、なぜここを知っている?」
俺はぶっきらぼうに質問した。
中学生「あたしゆうこって言います。あの、ここは、あの夜に友達の1人があなたの後をつけていて、それで。」
サイト「そうか、それで?何のようでここにきた?言っておくけど、あのときのことは許さないぜ?」
ゆうこ「あの、すいません。でも、できちゃったんです。子供が。私処女だったので、あなたの子供です。」
サイト「・・・・・。」
俺はそれ以上なにも言えなかった。