お仕置き-7
奈緒はもはや何も否定できなくなる。映像に映る自分の淫らな姿。自分が梨田のペニスをしゃぶり、そして性器を舐められ、普段使用している机でセックスに昂じる姿…、何も言い訳は出来なかった。
田宮が背後から奈緒の肩にポンと手を置いて言った。
「これは間違いなく君だよね?松上君…?」
「はい…」
認めざるを得なかった。バックで梨田に突かれ喘ぎ悦ぶ映像を見ながら恥ずかしながらそう答えた。
「まさか松上君がこんな事をするなんてね…。信じられないよ。しかも制服のままこのような事をするなんて。」
「す、すみませんでした…」
田宮に映像を見られながら答える奈緒。もう全てを認めるから止めてくれと言いたかった。しかし田宮はまるでその映像を楽しむかのような顔で見ている。
「川来君達と君とではどうやら事情が違うようだね。」
「え?な、何がですか…?」
「川来達は梨田君達に嫌々ながらも行為を強要されていたんだ。しかし君は嫌がっていない。同意の上、行為に及んでいるという事だ。」
「そ、それは…」
「では梨田君に関係を迫られて本当は嫌だった…と?」
梨田はもう居ない。嘘をつこうかとも考えた。しかし映像は確かに嫌々しているようには見えない。嘘をつくと逆に自分の首を絞める事になりそうで怖かった奈緒は正直に話す。
「確かに…同意の上でした。梨田君とお酒を飲みに行って色々話をしているうちにそういう気分になって、そして一夜を共にしてしまいました。でも不倫はいけないとは思ってました。いつまでもこんな事をしていたら身の破滅を呼ぶと思いました。でも梨田君に迫られるとどうしても断れない自分がいて…。別に梨田君に脅された訳ではありません。ただ、彼との行為が忘れられない自分がいて…。」
「ようするに梨田君とのセックスに味を占めてしまったと言う事だな?」
奈緒は少し間を置いて頷く。
「はい…」
物凄く恥ずかしかった。顔が熱い。肩に置かれた田宮の手に体の熱さが伝わってしまうのではないかと思う程に熱くなっていた。
「梨田君の証言と合致しているよ。君は嘘はついていないようだ。」
奈緒は尋問されているような感じがしてきた。