投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

真奈美の日記
【獣姦 官能小説】

真奈美の日記の最初へ 真奈美の日記 67 真奈美の日記 69 真奈美の日記の最後へ

裏地下獣姦ショー-2

先ほどまではバーだった地下室。椅子やテーブルが片づけられ、中央には檻で出来た特設ステージが設置され、ショー会場へと変わっていた。
今、その会場は照明が消され、周囲は暗くてほとんど何も見えない状態だ。
ただ、会場中央の、鉄格子付きステージに軟禁された状態の真奈美だけに、真上からスポットライトが照らされ、青白く煌々と輝いていた。

ガコン・・

地下室の奥の観音開きの大扉が、重々しい音を立てて開かれた。

ガラガラガラ・・

うす暗くて良く見えないが、大扉から運び込まれたものは、どうやら大型の檻のようだ。
檻にはキャスターが付いているのか、床の上を転がす音が、中央のステージへ近づいてくる。
それに気が付いた真奈美は、音のする方向を見つめて不安げな表情を浮かべた・・

・・フッと、スポットライトが消灯した。

突然、会場は漆黒の闇に包まれる。
一瞬、20数名は居る観客たちから、どよめきが起こった。

「え・・何? 周りに誰かいるの・・?」

怯えるような、か細い真奈美の声が聞こえた。 ・・しかし、誰もそれに答えようともせず、再び静寂が戻った。

ガゴン!

その檻は、ステージに当たって止まった。

ガチャ、ガチャ、ガチン!

続いて、錠を解くような音が聞こえる。

ガサッ・・ ドスン!  ハフッ、ハフッ・・

檻の中で、何か巨大な生き物が起き上がる音がした。
再び小さなどよめきが湧き上がる。

グフッ、グルル・・ ハフッ・・ ハフッ・・

檻の中から聞こえる、低いうなり声と荒い息遣い。その威圧感は、いかにも獰猛で危険な香りに満ち溢れていた。
そして今、猛獣を入れた檻の扉の鍵は開かれている。
もし、うっかり変に音を立てでもすれば、こちらが襲われる危険性がある。
観客たちは、闇に潜むように気配を殺して、聞き耳を立てた。

カチャン! ガラララ・・

「あ・・ だれ・・ ここはどこなの・・」

どうやらステージの鉄格子が開けられたようだ。
真奈美が、檻を操作するスタッフか誰かに向かって、問いかける声が聞こえる。

ガキン・・ ギイイイイ・・

(お・・どうやら檻の扉が開けられたぞ・・)

(・・そのまま暴れず、ステージの檻へ移ってくれよ・・)

観客達に緊張が走る。

ハフッ、ハフッ・・ ガフッ、ガフッ

一段と息遣いが荒くなる。

ノシッ、 ノシッ、 ミチッ、 メキッ・・

檻の床とステージの高さは、揃えられているようだ。スムーズに、重量級の巨体が檻からステージへと移動する足音が聞こえる。

「・・ひゃ! 何? だれ?」

ガラララ・・ガチン! ・・・ガチャリ!

どうやら、無事にステージの扉が閉められたようだ。
あちこちから安堵のため息が漏れる。

ガラガラガラガラ・・

猛獣を乗せてきた檻が、再び動き出した。
元の道を引き返して、会場から運び出されていく。音は遠くに移り、そして大扉の閉められる音がした。

「彼女、大丈夫かな・・」

「ステージの扉が閉められてから音がしない・・?」

「確かこの鉄格子のステージ、防弾ガラス張りだったっけ」

「ひょっとして・・大変なことになってるかもしれねえぞ・・!」

ザワザワと再び会場にざわめきが広がる。

『さて、皆様、お待たせしました・・ どうやら準備が整ったようです』

会場の天井に取り付けられた、複数のスポットライトが点灯し、ステージの上部をぼんやりと照らし出した。

「おおー・・」

観客たちが一斉にどよめいた。
スポットライトが照らし出したのは、土佐闘犬の血を引く大型犬、タロの上半身だった。
照明の光を反射して、妖艶な光彩を放つタロの両眼。
大きく裂けた口元には、赤黒い歯ぐきと、ずらりと並んだ犬歯が、唾液でぬらぬらと光っている。
目が合えば、金縛りに合ったように凍りついてしまいそうなくらい精悍で鬼気迫る迫力だ。
やがてスポットライトは光度を増しながら、ステージの中ほど、そして床へと、照らす範囲を広げて行った。

・・・観客たちは、ごくりと生唾を飲み込んだ。

だんだんと、たくましい筋骨隆々のタロの体が、露わになっていく。
ステージの中央でピンと背筋が伸びた状態で正座しているタロの姿は、威圧感とともに堂々とした風格さえ漂ってくる。
その巨躯は、直径2.5メールのステージでさえ、狭く感じられるほどだった。

「あ・・ まなみちゃん」

「お・・ 生きてるか!?」
先ほどまでは、上半身を起こして呆然としていた真奈美の姿が、ステージの中央にあった。
だが、その場所には、今はでんとタロの巨体が鎮座している。
・・よく見ると、タロの左前脚が、真奈美の首を押さえつけている。
真奈美はタロの下敷きになって、まるでカエルのように押しつぶされた格好になていた。
タロがステージに入った直後の1〜2分の間に、いったい何が起こったのか?

「おい、やばくねえか」

「タロのやつ、気に入らないメスは殺して喰っちまうって噂だぞ」

観客の一人は、物騒な噂を口にした。

『・・失礼しました、本日ご用意しましたステージは、皆様の安全を守るため鉄格子で囲っていますが・・

ヨダレや精液、状況によっては糞尿が飛び散る恐れがございますので、更にガラスで密閉してございます』

・・と、そのときステージがズシ、ズシと小さく振動した。観客たちの目は、ステージの中にくぎ付けになった。

タロは、押さえつけていた前足を放し、代わりに大きな口で真奈美の首筋にかぶりつき、円形のステージの周囲をぐるぐると歩き始めたのだった。
そして時折、タロは太い首をしなやかに振り回して、真奈美を鉄格子にぶつけているのだった。


真奈美の日記の最初へ 真奈美の日記 67 真奈美の日記 69 真奈美の日記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前