僕の猫又がかわいすぎる件について-5
真っ暗な部屋で僕は猫女に押し倒されました。
「逃げたら、がぶってするからね!」
僕はこの部屋で喉を噛み切られて死んでしまい、警察の鑑識とか刑事とかに発見されるのを想像してしまいました。
猫女は、また僕をグルーミングし始めました。舐め回されています。
僕はどうしたらいいか考えて、真っ暗な中で猫女の乳房を揉んでみて隙をみて猫女の下から逃げようと思いました。
力づくで暴れて抵抗しようとは思いませんでした。柔道の寝技のように猫女は僕を巧みに押さえ込んでいますし、喉でもちんちんでも噛まれたら、死んでしまうかもしれないじゃないですか。
手で僕に乗っかっている猫女の体をまさぐります。見えないので手ざわりだけが頼りです。
この手ざわりからして、お尻っぽいです。
猫女は僕の顔をまたいだシックスナインの体位だとすぐにわかりました。くるりと僕の首に巻きついたのは長いしっぽでしょう。
「おとなしくしてなさいね」
パンツは膝下まで引き下ろされてしまいました。
猫女のひんやりとした手がやんわりと僕のちんちんを握っています。
「いただきまーす。はむっ、んんっ、ふっ、ちゅぷ、れろれろれろ、んん、ちゅぷ、ちゅぷ、れろっ……」元気いっぱいの明るい声で、いただきますと元気いっぱいに勃起したちんちんをしゃぶりつかれました、
口の中の温かさと絡みつく舌の感触、そして卑猥な湿った音が、僕を快感と興奮の嵐につつみこみます。
僕はあえぎ声を上げそうになりながら、必死に我慢していました。
「はふっ。んー、いつまで我慢できるかなぁ、お口の中に出していーよ、全部飲んであげるから。ちゅっ、れろっ、れろっ、んっ」
一度ちんちんを口から離して、しっかりちんちんを手で握ったまま猫女は言うと、先端の鈴口を狙ってペロペロしてきました。
僕も負けていられません。猫女のお尻を両手でがっしりつかむと、ぐいっと引きよせました。
愛液の甘い匂いをたよりに猫女の恥丘に唇を近づけて、むしゃぶりつきました。
僕がイク前に、もう一度、猫女を絶頂させて疲れさせてみる作戦です。
小さなわれ目を舐めてクリトリスをついばむと激しく舌で弾くように舐めまくりました。
あと、舌を愛液が溢れてくる泉のようなわれ目の中にぐいぐい押し込んで、愛液を舐めとるようにしたりもしました。
猫のそこを舐めまわしていると思うと複雑な感じもしないわけではありませんが、ちんちんを弄りまわされているのです。
急がなければ、精液ミルクを猫女に舐め取られてしまいます。
「んあっ、ちょっ、こらあっ、もぅ、おとなしくしてよぉ、気持ちよすぎて、ちんちんから精気をもらえないでしょっ、ああっ、ん、ああぁっ、ひゃっ、んっ、ええっ、そっちはちがうよぉ、やんっ、そっちは、らめぇぇ!」
猫女がフェラチオを中断して、軽く握ったちんちんを思い出したように扱くだけになりました。
クリトリスを舐め回しながら、お尻の小さなかわいらしいすぼまりを指でほぐしてみたのです。
SM官能小説を読んだ知識が役立つときがくるとは思ってもみませんでした。
肛虐されるヒロインが浣腸される前に、お尻のすぼまりを舐められたり、指でほぐされたりして、もう一つの隠された性器だと示唆されてから、浣腸液を注入されたりするシーンがあったのです。
さすがに指を突っ込んでみたりはしませんでしたが、猫女はお尻のすぼまりを弄られながらの、クリニングスはされたことがなかったのでしょう。
「うぷっ、むむっ、ふあっ、はぁ、はぁ、はぁ……」
猫女の愛液の肉の泉が急に押しつけられて、窒息しかけました。僕はもうお尻のすぼまりを弄るのはやめて敏感な牝の急所のクリトリスに集中して猫女を絶頂させることにしました。
「あぁん!!!」
どうにか射精寸前で、猫女を先に絶頂させることができました。
僕は汗だくになっていました。射精をこんなに我慢したのは初めてなので、とても疲れてしまいました。ゆっくりと、脱力した猫女の下から這い出ました。
喉がカラカラに渇いていたので、部屋の電気をつけてから、冷蔵庫に入れてあるペットボトルの水を出して
ひとくち飲みました。
僕は絶頂の余韻が終わらないうちに電気をつけられてしまい、体を丸めて涙目になっている猫女のいじけた背中にペットボトルをぴたっと少しつけました。
「ひゃっ!」
「水だけど、飲む?」
猫女は身を起こして座りこみました。
僕は猫女にペットボトルを渡しました。
猫女はこくこくこくと小さく喉を鳴らして、冷たい水を飲みました。
「少し、落ちついた?」
「うん、まあね」
そう言うと猫女がうつむいてため息をつきました。
「優しいね」
猫女がつぶやくように僕に言いました。
「あのさ、さっき、精気がどうとか言ってたよね。もしよかったら、僕に話してくれないかな。あっ、でも人間には教えちゃダメとか、そういうルールみたいなやつがあるなら無理にとは言わないけど……」
猫女が顔を上げて僕の顔を見つめました。
すぐに目に涙がたまって、ぽろぽろと頬を伝って落ちていきます。
僕はあわてて、そばに落ちているタオルケットを渡しました。
猫女はそれで顔をおおって泣いています。
僕は服を着て「コンビニに行ってくるよ」と泣いている猫女に声をかけて部屋を出ました。
煙草を買ってコンビニの前で火をつけました。
十日ぶりの煙草です。立ちくらみがしました。
禁煙していたのですが、猫女の泣き声を聞いているうちに、何とも言い難い気まずさにいたたまれなくなってしまい、ついつい禁煙に失敗しました。
静かな住宅街で、星空を見ながらゆっくり歩いて、僕は部屋に戻りました。