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猫又彼女
【ラブコメ 官能小説】

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僕の猫又がかわいすぎる件について-6

「このままだと明日の夕方には消えちゃうかも」
泣く理由を、僕は聞き出しました。
クロネコは猫又というものなのです。 人間でも猫でもありませんでした。
もしも煙草を買いに行って部屋に戻って猫女がいなくなっていたら、僕は途方に暮れてしまっていたにちがいありません。
猫の姿に戻ってしまっているので、僕があぐらをかいている脚の上に乗っかって話をしています。
話が途切れると僕は猫の背中を撫でて、また話を始めるのを待ちました。
万物を生成するもとになるもの。万物の根源の気。
人の生命を活動させるもとになる力。
説明を聞いても僕にはよくわかりませんでした。その精気というものを男性はヘソとちんちんの間あたりにある丹田というところにためているそうなんです。女性は左右の乳房の間にためているらしいのです。
猫又にはそれが必要で、精気が枯渇すると消滅してしまうそうなんです。
男性の中にはたまに精気を生まれつきたくさんため込みすぎて、射精すると余分な精気を排出する人がいるそうです。精液=精気ではないそうです。
もともと人の目に見えないし、感知できない上に、射精で体外に排出されてしまうエネルギーを猫又は分けてもらうだけなので、怪談話のようにとり殺されるというようなことはないそうです。
僕は妖怪についてしっくりこない感じでした。
「神待ち」みたいなものかと思いました。
「神待ち」とは、家出やその他の理由で住居が定まっていない少女たちが、インターネットの家出サイトやプロフィールサイトを使い、寝泊まりできる場所や食事を提供してくれる男性を募集する援助交際です。
下心がある男性はたくさんいる中でこの猫がなんで僕のところに来たのか、僕が首をかしげていると、猫が「優しそうだったから、この人ならいいかなって」と言いました。
優しそうな男性なら誰でもよかったということなのでしょうか。
明日の夕方にはこのままではいなくなってしまうと思うと、僕はなんとかしてあげたくなりました。
しかし、困ったことがありました。
エネルギーが不足しているので、人の姿に戻れるとしたらあと一度、それも三十分ほどが限界だと猫は言いました。
三十分で何回射精できるか考えてみて、もう間に合わないと猫はうなだれています。
「もし、間に合わないとしても、僕は君としたい」
猫はそれを聞いて、脚の上からベットの上に飛び乗りました。
「部屋を暗くして。いいよって言ったら、また明るくしてもいいから」
「わかった」
僕は部屋の照明を消しました。
暗い部屋で五分ほどでしょうか、静寂の時間が流れていきます。
もしかしたら、猫は消えてしまったのかと僕はとても不安でした。
「いいよ、来て……」
僕は部屋の照明をつけて、急いで服を脱ぐとベットの上で仰向けに寝そべっている猫女に抱きつきました。
僕と猫女は泣きながらキスをしました。
感情が高ぶって涙が溢れて止まりません。
「あぁっ、中で擦れて、熱いっ、あぁん!」
僕は猫女の両脚を肩にのせて、腰を激しくゆらして突きまくりました。猫女のそこは狭くて、ぎゅっぎゅっとおちんちんを締めつけてきます。
「あんっ、あっ、あぁっ、あっ、気持ちいいっ、もっと、もっと激しくして、あぁっ、壊れちゃうぐらい激しく……あぁっ、あぁっ、あぁっ、んっああっ!!」
肩から両脚をおろして、僕は猫女の乳房を揉みながら腰を揺らし続けます。
猫女の腰も艶かしく揺れて、おちんちんが牝の隘路をえぐるたびに卑猥な湿った音が部屋に響きます。
「あぁん、はぅっ、あぁっ、もっと感じたい、ぎゅってしてっ、抱きしめて……んんっ、ちゅっ……あぁっ、ふぁっ、ああぁん!」
僕は猫女をぎゅっと抱きしめて、キスをして舌を絡ませながら、腰をくねらせる猫女の動きが少しずつ激しくなっていくので身をゆだねました。
僕がうめき声を上げて、猫女の中に精液を放ち始めると「あぁっ、熱いほとばしりが、中に……あぁっ、中にびゅくびゅく出てるよぉ、んあっ、ひあぁぁっっ、くっ、ああぁぁぁぁん!!」と猫女もぶるっと全身を震わせて声を上げました。
僕の射精に誘発されたように、猫女も絶頂してしまいます。猫女の膣内が収縮と弛緩を繰り返してまるで搾り取られるような快感の中で、僕は猫女の体を抱きしめていました。
猫女の絶頂の痙攣と息づかいの乱れが穏やかになっていき、肌が冷たくなっていきます。
僕は猫女の感触がこのまま消えてしまうんじゃないかと、そのまま泣きながら抱きしめ続けていました。
「ありがとう、大好きだよぉ」
猫女が小さく囁くような声で言うと微笑しました。
そして、猫の姿に戻ってしまいました。
僕は猫を抱いて、ベットで泣きました。猫は僕の頬の涙を小さな舌で舐めてくれました。
僕はそのまま眠ってしまったのでした。
なんだか気持ちいいと思いながら目をさましたとき、
猫女が僕のおちんちんをしゃぶっていました。
「おふぁよ、んっ、ちゅぷ、ちゅっ、ふっ、んんっ、ちゅっ、れろっ、ちゅぱっ………」
「あっ、ああっ!」
僕のびくびく脈打つおちんちんから白濁した精液が放たれて、猫女の顔にかかってしまいました。
「ん、いっぱいでたね。気持ちよかった?」
猫女が顔についた精液を指でぬぐうと、ぺろっと舐めて「へへっ」と照れくさそうに笑った。
昨夜の僕の中出しでかなり精気が満たされたらしいのです。それがなんでなのかはわかりません。
僕は猫女を抱きしめました。
「よかった、本当によかった、どこにも行くなよ」
「うん」
それから僕と猫又は一緒に暮らしています。


おしまい





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