秘密の四角関係-5
「答えは簡単さ。田原か中村がこの本を持っているということだ。こんなアブノーマルなエロ本、女子高生が立ち読みなんてするわけないからな」
悠也に指示された女が、コードを持って来た。
「お持ちしました」
「ありがとう」
悠也は、大きな画面のテレビとデジカメとをコードで繋いだ。
「つまり、アブノーマルに興味があるんだろ?」
「だ、だったら何?」
友香が顔を赤くさせて悠也を睨んだ。
「おいおい、そんな怖い顔するなよ」
悠也はまた口許を不気味に歪める。
「だったらお前らは仲間さ。世の中には自分の曲がった性癖を認めようとしない奴らがいる。社会は、アブノーマルってだけで『変態』って決めつけるからな」
悠也はデジカメを再生させた。
大きな画面には、有美と友香が熱いキスを交わしているところが映し出された。
「途中だったんだろ?」
有美と友香は顔から火が出る程恥ずかしかったが、鎮まっていたものが戻って来るのを感じていた。
「美穂」
悠也に命じられた私服の女、松尾美穂は有美と友香に歩み寄った。
「我慢しないで…」
耳元でそう囁かれると、まるで魔法にかかったかの様に抑えていた性欲が爆発した。
美穂の手は服の裾から滑り込み、二人の乳房を優しく揉みしだく。
それは今までに感じたことのない快感を与えるものだった。
瞬く間に二人の息は荒くなり、欲情を示す。
「お前も途中だったな」
悠也は早紀の股を開かせ、股間に刺激を与えた。
「あぅぅ!」
早紀はのけ反り、体がビクンと跳ねあがった。
有美と友香は美穂によって欲情しきった様子だった。
上着を脱がされても全く気にしていない。
「あ、褒美もまだだったな」
悠也は早紀に目で何かを訴えた。
早紀はそれを悟ると、悠也のズボンのチャックを下ろし、そそり立つモノを取り出した。
「ご主人様…」
早紀はその一物に丹念に頬擦りをする。
「咥えていいぞ?」
「ありがとうございます」
青筋が浮き出た大きな肉塊が、ゆっくりと早紀の口の中へ埋まっていった。
有美と友香の理性を吹き飛ばすには、その光景だけでよかった。
想像したアブノーマルな世界に、二人は、本当の意味で踏み入ったのだ。
有美と友香は自分の股間に手を伸ばし、固くなった若芽を指の腹で擦った。
目の前で、早紀が悠也のモノを美味しそうに奉仕するその様子が、とてもいやらしく写る。
早紀は股間から与えらる快感に身悶えながら、愛しそうに口を動かしていた。
「あぁっ!も、もぉ…」
友香は手の動きを一層早くさせ、小刻みに震えだした。
そして一瞬のけ反り、硬直したかと思うと、ぐったりと脱力した。
早紀はいつも以上に興奮しているようだった。
クラスメイトに自分の痴態を見られていると思うと、自然と体が感度を増す。
しかし、心の底の方には不安が渦巻いていた。
一方有美も限界が近かった。
早紀たちから顔を背けながらも、目線はその行為に注がれている。
「うん!はぁうう!」
有美の声が一際大きくなった。
「んふぅ…んんん…」
早紀も脚をピクピクさせながら、口腔奉仕を続ける。
「ん!んはぁ!も、もうイきますぅ!」
とうとう早紀は肉棒を離した。