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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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10.知らずに上がった舞台-13

「ふふ、じゃ、いくよぉ。せ、ぇ……、のっ!」
「あっ、かはっ……」
 口は開いたが声が出なかった。脳髄の芯まで電流のように痺れる快感が、体の中心を貫いた指先から脳天まで走っていくような感覚だった。村本の中指の先は確実に悠花のポイントを捉え、掻きまさぐるように指先を突きたててきた。同時にクリトリスも指の腹で弾かれるように弄られてくる。村本が発した低俗な擬音どおりの、クチュクチュという音が、自分自身の股間から発せられている。
「んんっ! ……やっ。……、あ……。んーっ! ほんと、だめぇっ!!」
 途中声が出なくなりながら、いよいよ絶頂が近くなってくると、もはや手首を両手で掴んでいるというより添えているだけになりながら、快楽に落ちてくる瞼を努めて開こうと長い睫毛が震える表情で訴えた。悠花のその表情を見ると、もう村本は手を止める気など毛頭なくなっていた。大好きな悠花の瞳が快楽に負けそうになりながら自分を見つめてきているのだ。
「ああ、悠花ちゃんっ……、イッちゃう? イッちゃうんだね? よぉく、み、見ててあげるよぉ」
 と、更に激しく膣内をかき回して来られると、悠花にはもう成す術がなかった。
「んーっ! やっ……、あっ……、ちょっ、待って。待って、な、なんか……。やだ、なんか、漏れ……、ああっ!!」
 最後は大きな声を上げて、肘掛に両足を載せたままお尻がソファから浮いた。と同時に、両手を差し向けている悠花の両手もろとも、開いた脚の中心から透明の体液が何度も巻き上がった。絶頂の直前に訪れた未知の感覚。指で突き弄られる裏に通っている尿道から何かが溢れ迫ってきた。排泄の時とは明らかに異なるうねりに驚いたが、絶頂の際ではそれを押しとどめることができなかった。自分の両手に直に感じた温かい生理現象に、知識として思い当たる節があった。
「うわぁ……、すっごいよ、悠花ちゃんっ! 潮、噴いてる!」
 大きな声で村本が指摘したことは、悠花が思い当たったそれそのものだった。潮なんてイヤラしい女が噴くものだ。いや淫欲に関係なく体質がある。いやセックスの真の悦びを知ったら誰でもそうなる。女子同士の間でも様々な見解がある。しかし悠花は何が真実であれ、自分がそのようなことをしでかすとは思っても見なかったし、今自分の体に起こった現象は、絶頂とともに訪れたのだから、間違いなく性楽によって巻き起こったものだった。これまで恋人には決して示さなかった反応を、この変態男に対して見せてしまったのだ。
 村本はソファの足元に散った悠花の噴水の後をウットリとして眺めながら、
「うふっ、すっごく感じてくれたんだねぇ。彼氏の前でも潮噴きするのぉ? まぁ、してもしなくても、いいんだけどぉ……、俺の指マンで潮噴きしちゃったことは事実だしっ、あはっ……」
「んっ……、や……、言うな……」
「ふふっ……、認めたくない? でもほら、俺の手、悠花ちゃんの潮とマン汁でビチョビチョになってるよぉ? 悠花ちゃんの手にもいっぱい付いたでしょ。それ、悠花ちゃんが出したんだよ?」
 矢継ぎ早に指摘されると、主観、客観両方から思い知らされて、押し黙ってしまう。
「ほらぁ……、もう思い切り感じちゃいなよぉ。彼氏のことも、忘れてさ? セフレでしょ、俺たち。イヤラしいエッチするために、こうして会ってんだからさっ」
 と、村本は押し入れたままの指で、悠花のウィークポイントへの攻めをそのまま再開した。
「ああうっ!! ま、や……、まだっ……、ああっ!!」
 絶頂の余韻が去っておらず、危ういまでに研ぎ澄まされて敏感な秘所に容赦なく同様の愛撫が加えられる。
「ほら、連続イキしちゃお? この前エッチしたときも、何度も連続イキしてたじゃんっ!」
 セックスしたとき、連続絶頂の希求は、村本もまた狂うほどの悦楽の中にいたので、お互いにむさぼる様に求めた。だが指による愛撫では、男は常に悠花を冷静に見下ろして観察している中、悠花だけが休みなく絶頂の痴態を晒し続けることになる。
「あっ、やめ……、おかしく……、ヤバいっ……!」
 何を口走っているのかわからないまま、間を置かずまた絶頂を迎えていた。
「ああっ! また噴いてるよっ!!」
 肘掛けに両脚を引っ掛けたまま、ヒップを浮かせて腰を突き出すアクロバティックな姿で、その中心から再び噴水のように液体が噴き上がり、しぶきを内ももにまで散らしながら床に飛ばしていた。
「……はあっ、も、もう、ムリ……」
 絶頂を終えても村本の指は悠花の体に収まったまま、緩やかに出し入れが続けられている。その軽いピストンによる刺激ですら、直後の性感が落ちついていくのを妨げ、悠花にはどうしようもないほどに、村本の指の遅さに耐えかねて膣壁が締め上げて早く中へ引き込もうとする動きをしてしまう。


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