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妖怪艶義〜お菊虫〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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妖怪艶義〜お菊虫〜-2

2
彼女が、芋虫みたいな腹を器用にくの字に折り曲げて、ペニスにあてがってくる。そして、腹の先端で裏スジを愛撫し始めた。

彼女の腹も、硬そうな甲殻で覆われている。でもその先端からは、てらてらとぬめった白い肉が、ちょうど女のアソコのようにはみ出していた。その肉が、ペニスの上をゆっくり上下に滑っていく。女に騎乗位で組み敷かれてスマタされる按配で、彼女のクチが‘俺’を嘗め回す。人間のソレよりコリコリと弾力ある淫肉が裏スジを舐(ねぶ)って、モノがどんどん硬さを増していく。

不意に、胸の辺りに痛みが走る。でもそれが、彼女の脚で乳首をくじられる感触だと知って、俺は待ち侘びた快感に腰を震わせた。

6本ある彼女の脚は、真ん中の2本が他の4本より小ぶりで、その先端には3本の鉤爪が、足というよりは手のような形で備わっている。
半勃ちのペニスをひとしきり‘スマタ’で愛撫したあと、そこに乳首責めを加えてくるのが、彼女のお決まりの手順だ――彼女に初めて‘襲われた’時は、異形の彼女への恐怖と、鋭利な(と言っても血が出たりはしない)指で乳首を責められる痛みで訳が分からなかった。でもだんだんと、彼女が与えてくれる快楽を理解するにつれて、俺はこの状況を享受できるようになっていた。

毎夜の‘開発’でぷっくりふくらんだ俺の乳首を、彼女の三本指がしっかり捕まえて、ねっとり捏ね回していく。彼女の小さな‘手’は、まるであつらえたみたいに乳首を包んで、女の胸を揉む様にくにくにと弄ってきたり、器用につまみあげて、乳首が三角錐になるまで引っ張ってからクリクリしてきたりと、多彩な責めで俺を悦ばせてくれる。人間の手では絶対味わえない乳首への集中攻撃に、俺は股をM字に開いて腰を突き上げ、異形の快楽に溺れていく。

彼女が手コキをするみたいに、指の輪っかで両の乳首を扱き上げてくる。限界まで勃起した乳首は、もはや亀頭と同等の感度――まるで2本の‘チンポ’を同時に亀頭責めされながら、本物のチンポはスマタでねぶられる、まさに魔性の快楽。
あまりの快感に情けない声が漏れて、俺は女みたいに腰をビクビク跳ね上げる。そして弓なりにのけ反ったまま、‘3本’のペニスを同時に犯す人外の快楽に耽る。

顔にちろちろ何かが当たる感触に目を開けると、それは彼女の触角。その向こうには、快楽にふやけた俺を見下ろす、二つの複眼(め)。

――バケモノにおちんぽイジめられて、ずいぶん気持ちよさそうネ。

無機質な眼にそう言われた気がして、心に羞恥が湧きおこる。
でも、先端を包む肉の感触に、羞恥は快楽へと塗り変えられていく。

――じゃあ、オニイサンのおちんぽ、そろそろ食べちゃうネ?

無機質な眼に、今度はそう言われた気がした。


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