第34章 3人が一つ屋根の下に暮らしている理由が分かったわ。3人とも正妻なのよ。-3
ボンテージ姿の瞳の股間には男性器とおぼしきものが写っていた。
「瞳さんは両性具有者なんだ。それも精巣も卵巣も、そして子宮も完全に機能する、単性生殖が可能な完全体なんだよ。」
「本当なの?もう大抵のことには驚かないと思っていたけど・・・」
ページを捲って行く。美しい瞳の立ち姿が続き、そして、縛られた男性に鞭を振るう瞳の写真が現れる。
「あなたのお父様かしら?」
視線を昴に向けると、青い顔で昴が頷いた。更にページを捲っていく。喰い込むほどにキツク革紐を巻きつけられた男性器の写真。ハイヒールに踏みつけられる男性器の写真。そして次のページを開くと
「!!!!!!」
勃起した男性器を至近距離から捉えた写真。その尿道にはハイヒールの踵が深々と突き刺さっていた。そして向かいのページには、ヒールを抜き取られた男性器が精を吹き上げる瞬間が写っていた。
「踵で男性器の中を・・・そんなことまで・・・」
その後も昴の父帝が瞳の足元に跪き、縛られ、鞭打たれ、踏みつけられて精を放つ姿が続いていた。帝を責める瞳の姿はどこまでも美しく、責められる帝の姿はどこまでも惨めなものだった。そして、最後のページにはアナルに瞳の拳を突き込まれ、絶叫している帝の写真が写っていた。
「・・・・・」
ひたぎは、瞳のアルバムを戻し、青いアルバムを手に取る。扉を開けると透き通るような笑顔の若い愛子。それは儚げでありながら、不思議に胸騒ぎを覚える写真だった。
ページを捲る。裸でカメラの前に立ち尽くす愛子。恐れ慄き震えながらも、どこか妖艶な香りが漂っている。愛子を縛る帝の写真。後ろ手に縛られ、片足で天井から吊り下げられた愛子。更に宙吊りとなり足首に掛けられたロープで両脚を左右に引き裂かれた愛子。そして、宙刷りの愛子の股間にバイブを突き立て、電動マッサージ器を押し当てる帝。全身から汗を噴出し、絶叫している愛子。虚ろな目付きで潮を噴き上げる愛子。そして、宙吊りの愛子の下には、愛子が吹き上げた潮と愛液で大きな水溜りが出来ていた。
「あの床のシミは、愛子さんの体液で出来たものなのね?」
更にページを捲る。後ろ手に縛られ、瞳の男性器で喉を突かれる愛子。天井から吊るされ、帝と瞳に前後の穴を貫かれて嬲られる愛子。そして、嬲られる愛子は、苦痛ではなく、明らかに悦楽の表情を浮かべていた。
「・・・・・」
ひたぎは、愛子のアルバムを戻し、緑のアルバムを手に取る。扉を開けると、広いオフィスにスラリと背の高いスーツ姿の女性の姿が写っていた。彫りの深い顔立ちに穏やかな笑顔を浮かべたその女性は、いかにも仕事ができそうだった。
「秘書の優子さんね?」
「ああ・・・」
ページを捲ると、秘書として、総帥のテーブルの向こうでノートを広げ、何かを読み上げている優子の写真。お茶を運ぶ優子。受付から笑顔をカメラに向ける優子。秘書として働く優子の写真が続く。
続いて、椅子に座る帝の性器に唇を寄せ、口に含む優子。放たれた精液を飲み干す優子。そして、壁に手を付き喘ぐ優子。ひたぎは優子の写真をパラパラと捲り、最後の扉を閉めると大きな溜息をついた。