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アルデンテに勃ってみて♪
【コメディ 官能小説】

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「アルデンテに勃ってみて♪」 -4

「丁寧ね、愛撫が」

囁くと、彼は片目をつむった。

『スロウフードという言葉がイタリアから世界へ広まったのは知ってるでしょう?』

「うん」

『今度はスロウセックスというものを広めようと、イタリア人は密かに考えているんですよ』

あたしの陰毛を人差し指で優しく巻き取る。

「あ、それ賛成。日本にはせっかちな男が多いから、スロウセックス、広めてほしい」

『まずは手始めに、とま子さんを、ゆっくりとね……』

宣 言どおりビアンコは、時間をかけてオマ○コの温度を上げていった。十本の指と、ひとつの舌と、数本の前歯(甘噛み)を駆使して。

「あっ……、あうっ……」

あえぎ声にも熱がこもる頃、あたしの下の唇は、まるで絶妙に蒸し上げられたアワビ。汁気たっぷり、「さあ、めしあ がれ」状態になっていた。

 でも、すぐには交わらず、「男性」に手を伸ばすと、それは白いミル貝の水管のようだった。さすがに外人だ。長 い。先っぽの亀頭は、さながら熟した西洋スモモ。旨そうだ。

「んぼっ」

くわえてあげると日本人とは少し違う味。

『オオオーウ。凄い』

ビアンコが悶える。日本男子ならいくら感じても「うっ」くらいですむのだがイタ公は感情の発露がストレートだっ た。

 フェラチオからセックスになだれ込んでもビアンコのやかましさは続いた。

『ヴィーヴァ。いい締まり。いい締まり』

『マンマミーア。いくいく、もういく』

挿入から三分であっけなく膣外射精したが、二回戦からが彼の本領発揮だった。

十 分以上も肉棒で秘壷をしつこく撹拌され、今度はあたしのあえぎ声が相手を上回った。

「あっ……、気持ちいい。いいっ」

彼のチンポは少し硬さに欠けるけど、好みは十人十色。ペニスに適度なムッチリ感を求める女性ならば、ビアンコの一 物を「喉ごしツルリ」と思うはず。

 グルテン豊富なパスタを主食にしている男は、腰づかいにも粘りがあるようだ。あらゆる角度から突いてくる。

「あああ、いいっ。そこよ、そこ」

ビアンコの武器は長さだった。子宮口を強くノックしてくる。それに、彼は太さもあった。膣口がピッチリ塞がれるの で、こすれる度合が強くてとっても気持ちいい。「恥(ち)ナラ」が盛大に漏れてしまうという副作用もあるけれど……。

「んああ。もう……、もう……だめえ」

膣奥と割れ目の入り口をダブルで刺激され続けては、さすがのとま子さんも性の魔界の崖っぷちに追い込まれる。

「い……いきそう。……いきそう」

コ ンデンスミルクのように濃厚な快感。その濃度が増して、粘度が強まって……、

「い……いっくう。いっくう。……いくっ!」

ビアンコに組み敷かれたまま、あたしは身体を反らせて甘美な痙攣を堪能した。




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