サラマンダー-1
次の日
マオウは朝食を食べる
「本当に大丈夫?危ないよ」
マライアは昨日からうるさい
「大丈夫だ、イノシシくらい」
朝食を食べ終わりマオウはイノシシが居る森まで転移した
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「広い森だな」
枯れた木が多く、湿った空気が気持ち悪い
時々動物の死骸が転がっており、肉は喰われている
(イノシシって凶暴だな)
マオウは段々と飽きてきて、森ごと消しちゃおうかと考えていた時、ガサガサと動くモノが居た
(やっとイノシシか…?)
動くモノがいる方へ進む
(おっ…いた…?)
居たには居たが…イノシシはまる焦げで腹が少し喰われていた
(何かいるな…人間か…?)
面倒だし、イノシシだけ持って帰ろうとした時、現れた
「グギァァァァァァ」
朱い肌をしたトカゲ、口からな火を吹いている
(サラマンダーか…なるほどな…こいつがイノシシをまる焦げにしたんだな)