ン-4
「そうく・・・」
「里香愛してる」
激しい律動とともに
私の中がぎゅっと締まるのが自分でも分かった。
「里香」
荒い息の中で耳元で里香。と呼ばれ
おっぱいをもまれる。
熱い吐息が耳にかかる度
私の心臓がどくどくした。
「そうく・・・ん」
耳たぶを噛まれて
私の奥まで突きあげられる。
頭が。
感情が。
視線が。
身体が・・・・
私のすべてで蒼くんを好きだと叫んだ。
ゆっくりと。でも確実にやってくるその感覚は
今まで感じたどの感覚よりも大きくて
怖くなって蒼くんの首に抱きつく。
「あっっ・・・蒼くんっっ。好きっ」
言い終わらないうちに
私の身体を支配した痙攣に飲み込まれた。
「俺も」
そう言って蒼くんも自分自身を解き放った。