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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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8.女神の宣託-6

 瀬尾悠花とセックスをする。
 すぐ目の前で身を捩るのに自分の視界から逃れられない悠花の秘所へ、どれだけ発射しても全く萎えてこない男茎で押し入るということだ。しかし何故か村本には今の状況に現実感が持てなかった。これまで全く女性に相手にされてこなかった醜悪な自分が、世間に持て囃されているモデルと下半身を繋げる。それは第三者的な視点で見るとまず有り得ないことだった。できることなら悠花の花園に指で触れ、唇と舌で舐めまわすことで現実の感触を確かめたかった。しかしそれを行ったらもう、意識がショートして二度とこの世界に戻ってこれないのではないか、そんな恐怖感すら覚えるほど劣情は切羽詰まっていた。今すぐにでも悠花と繋がらなければ狂ってしまいかねないほど、男茎の中で劣情が沸々と渦巻いているのだ。
「は、悠花ちゃんっ……。し、し、しよ……」
 精液まみれになった男茎を悠花の股間に近づけるように膝でにじり寄ってくる。悠花の脚は、村本の緩んだ腹回りに押し割られる形で更に開かれる。
「えっ……! ちょ……!」
 両脚を何かに割られ、それが村本の腹だとわかった時、慌てて悠花は頭を起こして下方を見やった。下着の覆面をしたままの村本の表情は、泣いて涙のこごった頬を引き攣らせながて、股間のモノで悠花の中心を狙っている。
「うあっ……、は、悠花ちゃん……」
 悠花の体に触れる期待感、そしてそうしたら自分がどうなってしまうかわからない不安感の両方を感じながら、意を決して亀頭を悠花の脚の間の中心に押し付けにいく。
(……!)
 体の中心の入り口へ、不浄の先端が押し当てられるのを感じた瞬間、「犯される」という思いが悠花の肉体を本能的に回避へ向かわせた。ブーツの踵をマットに何とか踏むことで、身へ突き立てられようとしている先端の角度を逸らし、腰を僅かに引くことができた。これによって真上を向いて硬直しているのを、悠花に押し入る為に傾けられていた男茎は上にビンッ弾きあげられた。
「ふぁあふっ!」
 村本が声を上げた。阻止された無念さではない、明らかな喜悦の声だった。不審に薄目を開けた悠花の視界、天井の灯りの中にキラキラとした煌光が舞っていた。
 村本は思わず悠花の滑らかな太ももに手を這わせて撫でながら、膝を付いた正座の格好で腰を震わせていた。その中心に屹立する男茎の先端からは、これまでの自慰でも見たことがないほどの噴射が起こっていた。亀頭を色香の中心の柔らかみに押し当て、その中へ埋めようと力を込めた矢先に、悠花の腰によって弾き出された。しかしその時、悠花の扉口の濡れそぼる柔肌と、その上部のヘアの茂みによって男茎の裏側が擦られることになった。この得難い感触に忽ち男茎は欣喜雀躍し、真上に向かって劣情の汁の噴射が始まっていた。
 村本の頭の高さよりも更に高く噴き上がり、急激な放物線を描いて落下に転じる。宙を舞っているかに思えた煌きは、急激に悠花に迫り落ちてきて、ボトッ、ボトボトッ――、トップス胸乳や腹部のラメ生地に何箇所も衝突した。落下物に咄嗟に顔の前で前腕を合わせた、その肌の上にも小さな飛沫が飛んできた。まさかと思い、腕の隙間から視線を体の方へ向ける。艶かしい膨らみで視線を遮るバストに白んだ粘体が凝着していた。悠花が現実を受け入れられない間に、分離してきた粘度の低い透明な汁液がトップスに染み込んできて肌に不快なヌメリを感じる。胸先の粘液が付着した周囲にもシミが広がっていくのが見える。
「……、あ、……いやぁっ!! ……いやあぁっ!!」
 漸く悠花は声を発することができた。デニムスカートやブーツの靴底に先走りの汁が触れただけでも取り乱し、醜い股間の袋栗から垂れ落ちてくるのを秘所を明るみにしてまで避けた、その実弾を何発も上半身に浴びたのだ。


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