淫魔の夜-16
ある日のことです。お坊ちゃまは湯浴みをして私に体を洗わせながら仰いました。
「ねえ、クララ。最近母さんが別棟から出て一緒に住もうと言い出したんだ。でも僕は今のままで良いと言ったのさ。するとクララのことをどう思う? って聞くから、素直な侍女だよって言っておいた。僕がクララにこんなことをさせてるなんて思わせないように、クララには侍女以上の感情を持っていないような振りをしてるんだ。」
そう言ってからお坊ちゃまは腰を突き出しました。お坊ちゃまのお道具は立派にそそり立って濡れて光っておりました。
「ねえ、クララ。今度は口でしてくれる? 僕はまだ諦めていないよ。いつかは本当にやろうね。そうだ。クララはいつだ ったかの水曜日の夜結局来てくれなかったけれど、あの晩本当にクララと契り合っ た夢をみたんだ。まるで本当にしたみたいに凄くリアルだった。ああ、本当にしてみたいなあ」
私は屈んでお坊ちゃまの金色の陰毛に縁取られたお道具に口を近づけました。
「お坊ちゃま、今日は特別でございますよ」
完