7.罪より先に与えられる罰は無い-16
(ダメ……、やめてっ……)
悠花は奥歯を食いしばって歯ブラシの振動に耐えようとしたが、徐々に深い底へ引きずり込まれていった。
「んあっ……!!」
僅かに残った自制心で縁にしがみついていた悠花を、更に激しくなった歯ブラシが、肉粒だけではなく、その下で開花を始めていた肉花の花弁を擦った瞬間、愉悦の奈落へ引き落とした。
アパートにおよそ似つかわしくない美人モデルの、あられもない、大きな声が発せられた。
悠花は声量に自分自身も驚いて、何とか潜めようとしたが、
「んんっ……! くっ……、はあっ……!! やあっ!!」
吊り上げられた肘に顔を押し付け、少しでも隠す。どれだけ唇を強く閉じても、声が漏れ出てしまう。
頭の中が真っ白、その喩えはこういうことか――
「……いっ、……!」
スカートの中でジュワリと股間が潤っていくのを覚えながら、薄まる意識の中でビクンッと大きく腰を突き出した。