(2)-1
瑠美ちゃんは絶句しました。
「な、なにを……お姉ちゃん……」
「もう一度言おうか? あたしのおっぱいが気になってたんでしょ? 大きくなったって。違うの?」
瑛美さんは、冷ややかに続けました。
「知っていたのよ、あなたがあたしをいやらしい目で見ていたのは」
「いやらしいなんて、そんな、お姉ちゃん……」
お姉さんに嫌われたくない瑠美ちゃんは、すがるように瑛美さんを見ました。
「そんなんじゃ、ない……」
瑛美さんは答えず、ふーん、そうなの、とでも言いたそうに、瑠美ちゃんの全身をなめまわすように見ました。
瑠美ちゃんは、きゅうっと体が縮こまる思いでした。なんだか、目が回るようです。頭がますますぼうっとしてきました。
「あなたも大きくなったじゃない、おっぱい」
瑛美さんが立って、ベッドの瑠美ちゃんの前に立ちました。
「え……」
ぼうっと上気した表情で、瑠美ちゃんはお姉さんを見上げました。その小さなあごに、お姉さんの手が伸びました。
「あ……」
「ふふ、可愛い……」
お姉さんの手が、あごから下に伸び、まるで子猫を可愛がるように、瑠美ちゃんののどを撫でました。お姉ちゃんの手は温かく、瑠美ちゃんはうっとりと、されるがままになっていました。
やがて瑛美お姉さんは、瑠美ちゃんの横に隣りあうように座り、瑠美ちゃんの鎖骨の上あたりで右手を滑らせ始めました。
「は……くぅん……」
気持ちよさに瑠美ちゃんが思わず声をもらすと、瑛美さんは、少し意地の悪い声で、
「このまま、瑠美のおっぱい、触っちゃっても、いいかなあ?」
「ん、んん……」
「あたしね、帰ってくる途中、ずっと思ってた。瑠美のおっぱい、大きくなってるかなあって。大きくなってたら、触って、揉んで、舐めて、吸って……とにかくいろぉんなコトしたいって」
「ん……んん……!」
いつしかお姉さんは、体ごと瑠美ちゃんの上体にからみつくようなかっこうになり、左手で瑠美ちゃんのミニスカの太ももを撫で始めました。それどころか、ミニスカの中にまで、手を入れてくるではありませんか!
瑠美ちゃんは、いやいや、という体をくねりましたが、そうするとよりいっそう、しなやかな瑛美さんの手足は、まるで触手のように瑠美ちゃんにからみつき、その指先は、服の下の、ブラの下の、そしてミニスカの奥の、瑠美ちゃんの弱い部分を、そっと、しかし確実に、捉え始めました。
「瑠美ちゃん、あたしね。ホイップクリームの、おいし〜いケーキが食べたいの」
瑛美さんは、瑠美ちゃんに耳打ちしました。お姉さんの熱い吐息と、弾力のあるおっぱいの感触が、瑠美ちゃんを捉えました。
「ホイップ……?」
逃げるチャンスかも、と瑠美ちゃんは少し体を離すことに成功しました。 しかし、じゃあ瑠美が作ってあげるね、ケーキの生地買ってくる、という瑠美ちゃんの言葉を、瑛美お姉さんは、いいから、と制しました。瑠美ちゃんの手首をつかむ手に、力が込められました。
「あたしがつくるわ。生地も買ってこなくていい。」
瑛美お姉さんの手が瑠美ちゃんの胸に素早く伸び、服ごとブラジャーごと、可愛らしいおっぱいをぎゅうっと揉みました。
「くっ」
体をよじって逃れようとする瑠美ちゃんを、瑛美さんが押さえつけ、強引にベッドに押し倒しました。
「生地は瑠美、あなたよ。あなたの体を、ホイップクリームで飾るの。きっとおいし〜い“ケーキ”になるわ」