サヤカ-1
サヤカもユカリ同様に美人であった。
ある日、サヤカが一人で学校から帰っていると
「サヤカー」と呼ぶ声が呼ぶほうを振り返ってみると数人の同級生だった
その中の一人、ナオが近づいてくる。
ナオは髪は金髪であり、顔は眉毛は細く、紫のアイシャドーをし口紅は真っ赤に塗られ、両耳にはピアスが開いている。「サヤカ チョット来いよ」
サヤカには断ることもできず、そのままついていくしかなかった。
ついて行った先はとある公園
ナオはカバンから煙草を取り出すと慣れた手つき手火をつけて吸い始めた
「サヤカ 吸わねえのか?」「うん」サヤカはうなずくしかなかった。
「吸えよ」 そう言って煙草を取り出してくる。
サヤカには断る勇気もなくだまって手に取ると口にくわえ、火を付けおもいっり吸いこんでみた。
「ゲホー」なにか得体の知れないものが身体の中に入っていくようでおもいっりサヤカはせき込んだ。
「ゆっくり吸えよ 時期慣れるから」ナオに言われるまま今度はゆっくり吸いこんでみた。今度はうまく吸えることができ、あっという間に一本吸い終わった。
これで帰れるとサヤカは思ったが、ナオは次の煙草を勧めてくる。
ようやく彼女たちから解放されたのは5本目の煙草を吸い終えた時だった。5本目を吸い終わる頃には彼女たちと同じように肺の奥まで入れてもむせることなく吸えるようになっていた。...
その日、家に帰ってもサヤカはなぜかイラついていた。
それが煙草の影響とは思うすべもなかった..
翌日になってもイライラ感が消えることはなかった。
学校に行き、学校裏に行くとナオ達が煙草を吸っていた。その横を通り過ぎようとしたとき、サヤカの我慢は限界に達していた。
「ナオ 一本ちょうだい」ナオはにやっと笑いだまって一本差し出してきた。それをひったくるように奪い取り吸い始めるサヤカ
サヤカの中で何かが変わり始めていた。