茉莉菜の日記......-1
「おはよう!亜梨紗!」
朝、純の声で目が覚めると私は純の胸で寝ていた。お互い裸のままで....
「あっ....」
太ももに純の大きくなったモノを感じて思わず声を出してしまった。
「ゴメン....でも仕方ないだろ....こうしてお前とふれあっているんだから....」
「朝から?」
「さすがにそれは....」
「ガマン出来るの?こんなになっているのに....」
私は純のモノを握った。
「亜梨紗がしたいと言うなら俺はかまわないけど?」
「.......バカ....」
私はそう囁いて唇を重ねた。
「ん..ちゅっ....んむ......」
純の手が私の股間に伸びてきた時、純の携帯が鳴りだした。純は動きを止めて私を見た。
「いいよ....でても....」
「ゴメン....」
純が手に取った携帯のディスプレイを見ると和紗さんからだった。
「何?カズ姉......えっ......翔子さんが......うんわかった......」
純は電話を切ると私を見て
「ゴメン....翔子さんから注文が入ったみたい....俺行かないと......今日は亜梨紗とゆっくりしたかったんだけど......」
「仕方ないよ......」
「本当にゴメン......」
純はそう言ってベッドから出てシャワーを浴びて出てきた。
「なぁ?亜梨紗?」
「ん?」
「これ....この部屋の合い鍵....渡しておくから....」
「えっ?」
「帰る時に鍵を閉めておいて!俺が帰って来るまで待っててくれてもいいけど......どうする?」
「いいの?待ってても....」
「ああ....」
「じゃぁ....待ってる......あのぅ....シャワー借りるね......」
「ああ....いいよ....」
私がシャワーを浴びているうちに純はシーツを洗濯機に入れて、ベッドに新しいシーツをかけてくれた。
「じゃぁ....俺、行くから.....」
「うん....行ってらっしゃい......」
「行ってきます......」
まるで、夫婦のような会話に、純は顔を真っ赤にしてそう言って出て行った。私はベッドに入って再び眠った。
「純!いつまで寝てるんだ!もう昼だぞ!」
そんな声で目が覚めた私は
「ふぇ......」
寝ぼけ眼で開けられたドアを見ていた。
「キィャァァァァァ.....」
「うゎぁぁぁぁぁ.....」
二人は同時に悲鳴をあげた。
「何?どうしたの?」
和紗さんとそっくりな女の人が顔をだした。
「純が!純が!」
先に部屋を覗いた男の人が混乱してわめいていた。
「落ち着きなさい!純だって恋人の一人や二人いてもおかしくないでしょ!」
その言葉で落ち着いたのか
「二人はマズいだろう!親としてそれを認めるのは!」
「あら?そう?本人達がいいなら別にいいんじゃない?」
「そうか?それなら....」
「血を見たいならどうぞ!私は許さないわよ!」
「じょ....冗談に決まっているだろ!」
「あらっ....そうなの?私は本気なのかと......」
二人のやりとりに呆気にとられていた私は、我に返って
「あ....あの......」
恐る恐る声をかけた。
「えっ!」
二人は同時に私を見た。