俺のM女調教日記(22)-3
バラ鞭とは、薔薇ではなく、掃除用のはたきのイメージに似ている。
十四、五枚の皮布を手元でまとめて、グリップ状にしたものであり、
一本鞭に比べれは痛さは無いが、
派手な音がして、その恐怖感がM女に与えるのだ。
しかし、それでも叩く度合いで、その痛みが異なるのは言うまでもない。
俺を見ている人たちは、じっと固唾を飲んでいた。
チラリと冬美を見ると、頬を赤く染めて興奮しているのがよくわかる。
(矢野崎には、冬美を調教してやってくれと言われている、後でお前を……)
そう思うと楽しみな俺だった。
由紀は眼に涙を浮かべ、後ろ手で縛られ立っている。
俺はバラ鞭を持って、再び由紀の前に立った。
そして、外れたボールギャグを由紀の口に再び咥えさせた。
「しっかり立っていろよ!由紀」
由紀は、黙って頷いた。
俺の調教からは、逃げられないと悟ったのだろう、
今度はしっかり足を踏ん張った。
「顔をあげるんだ、下を向くんじゃないぞ」
(はい)
俺の調教に耐えている由紀は、俺に従順になっていた、可愛い愛奴だ。
俺はこの愛奴が欲しくなっていたが、しかし由紀は俺の持ち物では無い。
それならば、今夜だけでも十六歳の娘は俺に嬲られ、
犯されれば良いのだ。
断っておくが、SMとは女を強引に縛り、痛め付けているわけでは無い。
合意の上である、女もそれを望んでいるからだ。
ただ男によっては、そのやり方、方法が異なるだけである。
今、俺の目の前にいる由紀のような十六歳の若い愛奴は、そうザラにいるもんじゃない。
だから余計に俺は熱くなるのだ。
俺はバラ鞭を持って、大きく振り上げて由紀の乳房を思い切り、
これでもかと叩きつけた。
ピシリと乾いた音がする。
(あんっ!)と叫び、由紀の乳房が玉のように揺れ、身体も揺れる。
すかさず俺は更に桃のようにプリンと弾ける由紀の乳房を鞭で何度も叩き付ける。
十回以上は叩いただろうか。
由紀は、顔を引きつらせながら、口元から涎を垂らしていた。
涎は飛んで、由紀の乳房について男の精液のようにダラリと垂れた。
叩かれる音と比例して、乳房がプルプルと激しく揺れる。
それは、とてもエロチックな光景である。
成熟した女と違って、
まだ十六歳で高校二年生の少女だと思うと、男としては興奮しないわけにはいかない。
現に矢野崎や、由紀の飼い主である桜庭さえも目が血走っているのだ。