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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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後悔-3

私の心境など知らず、元気に走り回る子供達

そのまま家に戻る気になれない私は、落ち着ける場所が欲しく、たまたま目に入った
公園で、ブランコに腰を下ろしていた。

「はぁー」

今朝から出るのは溜息ばかり。保健室で打ちのめされた悲しい事実、自分でしつこく
聞いておいて、冗談であって欲しいと言う甘えた矛盾。

ダガ今までの彼の様子が、それが真実だと告げている。解ってはいた、でも心の奥底で
何かの間違いであって欲しかった、そんな残酷な事実なんかを…。

あぁ、私は馬鹿だ、そして最低だ…
こうなる事は予想出来ていた筈、後々彼がこの事実を頑なに拒んだ理由が良く分かった
結局の所、彼は正しかった…、このままそんな話は伏せたまま、今まで通りでいれば
こんな事にはならないで済んだ。ただそうした所で彼が成人を迎える事は無く、今の
様に酷く落ち込む事は変わりは無いのだが、こんな早くにその事実を知り激しい心痛に
苛まされる必要何て無かった…。

それなのに、愛おしい彼の苦しんでる事が何なのかハッキリしたく
目の前で、絶対に取ってはいけないと警告されている長年喉から手が伸びるくらいに入手
したい宝物に手を伸ばしてしまった様に、彼に吐かせた私。

出来る事ならやり直したい、こんな事、私にとってもそして彼にとっても何の得も無い
ただただお互い嫌な思いをしただけ。

彼だってこんな私を見て、ショックを受けたに違い無い、クラスの皆も心配していて
皆を巻き込んで、もう消えてしまいたい……。


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