妖精-4
「もうじきお母さん帰って来ちゃうね。」散らかったティッシュをスーパーの袋につめながら美鈴は衣服を整えた。
「美鈴さん、あの、、」
「しっ。何も言わないで。ゆうと君がこのアパート出ていく時は、二度とこんな生活しない時だから、、、だから私、、、」
「えっ、どういうこと?」
「あなたはきっとこのアパートを出ていくから、、、、あーあ、私の子供にしちゃいたいなー。」美鈴は少し涙ぐんだ。
「なんかどっかに行っちゃうみたいな話でやだ。美鈴さんの子じゃなくて、好きな人になりたい。駄目なの?子供だから?大人じゃないから?どこが違うの?」
「そうじゃなくて、、、う〜ん?なんて行ったら、、、良過ぎて駄目なの。わかるかな?合いすぎちゃってるの。困るのよ。」
「わかんないよそんなの。」
「う〜ん。こまったなー、、、あのね、君、素敵だったよ。セックス凄く良かったよ。誰にも負けないくらい良かったよ。って言ってるの!」そう言って部屋を出て行った。しばらくして由里子が帰って来た。