異なる選択-2
しかし僅か数十秒の沈黙の後、精児は驚くべき行動に出る。
先程まで顔面蒼白だった男は、フレアのミニスカートの裾に手をかけはじめる。
健康的に日焼けし引き締まった太腿が剥き出しになり、その付け根を覆い隠す淡いブルーの薄布に否が応でも期待が高まる。
つい先程まで途方に暮れていた精児が落ち着きを取り戻し、更には反転攻勢に出たのには当然ながら明確な理由があった。
呼……吸、呼吸、呼吸音、首を絞め殺してしまったと思い込んでいた美桜の呼吸音に気付いたのである。
(良かった……)
急激に広がる安堵と共に比例して、どす黒い欲望が鎌首を擡げ精児を突き動かす。
(マンコ……、マンコだ、脅かしやがって、パンティー拝ませてもらうだけじゃおさまらない)
玄関口にも関わらず、精児は美桜の中心を覆い隠す薄布に指先を掛け一気に引き降ろす。
この時点で藤岡精児が知る由も無かったが、日々水泳部の練習で鍛えられすらりと伸びる両脚は痛い程に精児の劣情を誘った。
美しいラインは足首から始まり太腿まで伸びて行くと、魅惑のスリットへと続いていく。
その浅い縦のスリット上部には、儚いまでに淡い恥毛が欲望に満ちた視線から守る事も出来ず疎らに生える。
(中学生の……、処女……マン……)
息を飲む精児自身、自身の身体がとてつもなく上気し興奮しているのが良く解った。
両脚を開かせその付け根に顔を寄せると、まるで少女の名そのままに淡い色をしたスリットを指先で拡げる。
指先から伝わる温もりと湿り気、そして微かにその存在をのぞかせる花芯。
ねっとりとした肉厚の精児の舌が、穢れを知らぬ美桜の浅い処女孔を舐り始める。
初めて目にし舌先で感じ取る少女の質感に、身悶える程の悦びを禁じ得ない精児。
薄い花びら一枚一枚の感触を丹念に感じ取り、神々しい程の花芯を舌先で転がす様に味わう無上の悦び。
いくら舌先で舐ってみても、花蜜などにじみ出てくる訳では無いが、それでも精児の舌は止まらなかった。