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磯崎恵利子 15歳の受難
【レイプ 官能小説】

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既視の桜貝 ★-1


 「……、はぁ、」
何度も深い溜息をつき思案に暮れた表情の恵利子。
剥き出しにされた男の下半身と対峙して、すでに10分近くが経過しようとしていた。
目前には歪な形をした排尿器官が、今や遅しと事の成り行きを待ちかねている。
それは二ヶ月前、恵利子の処女孔を引き裂き貫いた強姦魔の欲望。
処女を奪いながらその後も己が滾る性欲を満たす為、狭窄な膣孔を蹂躙し続ける男の生殖器官。
粘膜との摩擦によりその性欲が満たされる度、先端より歓喜の飛沫をあげながらそそぎ込まれて来る感覚。

 ……30分程前
差し迫る「排尿」への欲求にさらされる恵利子。
しかし男はそれを許さない……、……失禁、男を前にしての失禁、強いられる失禁。
(そんなの絶対にダメ、考えられない)
考えただけで気が遠くなる様な、屈辱的且つ恥辱の行為に恵利子の心は動揺する。
そんな恵利子の揺れ動く心情を見透かすが如く、唐突に千章から提示された交換条件。
「どうしたんだい、磯崎さん?」
男は強いる行為とは対照的に、ひどく優しく恵利子に問いかける。
それに呼応する様に視線を上げる恵利子……
見上げる様に男の表情を覗き込むと、優しげに問いかけた言葉とは対照的にその表情は行為を急かし促している様に見える。
再び視線を戻した恵利子は、男の腹部に在る深い刺し傷痕に気が付く。



   ・・・既視感の傷痕・・・

 今日まで男に強いられ続けた関係からすれば、その「傷痕」に以前から気が付いていてもおかしくは無かった。
何故かそれに今日まで気付く事は無かった。
しかし初めて目にしたはずなのに、初めてじゃない様な不思議な感覚に囚われる恵利子。
同時にひどく感情が高ぶり始め、目頭が熱くなると大粒の涙が頬を伝い始める。
それは屈辱的な行為を強いられたが故に、流れ出た涙では無かった。
(そう、自分はこの傷痕を知っている。この傷痕の理由を知っている)
初めてなのに初めてでは無い感覚。
自分なのに自分では無い自分が過去に経験した感覚。
(これは既視感(デジャブ)なの?)

 その時恵利子には映像(ビジョン)が見え始める。
それは内なる恵利子の経験、もう一人の自分が過去に目にした光景? これは?
自分を犯し辱め続ける男……、いや少年が自分の腕の中で……、夥しい出血……その腹部には……
自分が身に付けているのは、見覚えの無い制服。
でもその手には……、流れ出る血の感触……を覚える。
何度も何度も繰り返されて来た、遠い過去からの記憶の連続。
少年の命の火が揺らぎ燃え尽きようとしている。
少年はもう声を発する事が出来ないが、微かに口元が動きこう言っている様である。
「また……逢えたら……」
その言葉に自分が答えている。
「必ず……、必ず次の私が貴方を受け入れます」
そうもう一人の知らない自分が口にし約束をしている。

 恵利子が知らない本当の母親である石崎佑香が、20年前にストーカーの凶行から身を挺し守ってくれた少年に口にした言葉。
当然恵利子にはその意味すら理解出来なかった。
しかしその不思議な約束が20年の時を経て果たされようとしている。
それは石崎佑香が口にした通り、次の私(天女である自分)つまり娘である磯崎恵利子によって果たされようとしていたのだ。


 「……、はぁ、」
何度も深い溜息をつき思案に暮れた表情の恵利子。
「どうしたんだい、磯崎さん?」
千章は強いる行為とは対照的に、ひどく優しく恵利子に問いかける。
不意に何の前触れも無く、細く柔らかな恵利子の指先が千章の陰茎に絡み付く。
次いで恵利子が陰茎に顔を寄せ、その先端を……唇が……粘膜が優しく包み込む。
「……うぅぅ、むうぅっ……」
自ら強いておきながら勝手ではあるが、千章自身恵利子が「口淫」に応じると思っていなかったのである。
神経質すぎる程に潔癖な少女……、それは磯崎恵利子にとっての最大の魅力であり欠点なのかもしれない。

 その少女が「失禁」直前の交換条件とは言え、初めて「口淫」に応じたのである。
決して積極的では無く軽く先端部のみを口元に含む程度ではあるが、それがかえって艶めかしくもありひどく千章の欲望の中枢神経を刺激する。
それはまるで赤子が母親の乳房より授乳される行為が如く、陰茎先端部を愛おしげに口に含み僅かに舌先をあてがう様に添えてくる。
「ちゅう、ちゅう、ちゅう……」
そんな音が微かに聞こえてきそうな、愛らしい仕草にさえ思える。
見下ろす千章の視線には恵利子の濡れ羽色の髪に、室内灯の明かりが反射してリング状の光沢が浮かび上がって見える。
それは俗に言う「エンジェルリング」、清らかで可憐な少女が能動的に陰茎を口にし始めている。

 何故これ程まで従順に……
「ぴちゅっ……」
愛しげに陰茎を口に含み始めた少女に男は……
「そう……上手だよ、恵利子、……その括れた部分に舌先を絡ませる様に……、そうその調子」
恵利子の頭頂部に右手を乗せ、フェラチオの手解きを始めると信じがたい程従順に受け入れ始める。
計画的なレイプにより手に入れた少女……、磯崎恵利子。
可憐なまでに愛らしいその容姿に男は……、その魅力に……


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