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少女剣客琴音
【歴史物 官能小説】

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試合前-2

今日は不自然な肩車をしたせいで、背骨が固くなって歪んでいた。
その為うつ伏せの琴音の腰の上に跨って上体を起こし反らして背骨の筋を伸ばした。
その時に松蔵の股間が琴音の尻の谷間に嵌ってしまった。慌てて直せば目立つので続けたが琴音は言った。
「松蔵殿、兄弟子のお守りが私の女の……女の芯に当たっているのだが」
「あいや、すまない。少し下にずらすゆえ。ご容赦願いたい」
そう答えながら琴音のいう『お守り』とは男の持ち物を婉曲に言っているのだなと悟った。
「気になさらずに先ほど走ったときも首筋に当たっていたが別に痛くもないので馴れてきてござる」
「そ……それなら」
松蔵は顔を赤くして言った。
「あの肩車は明日からよした方が良いと思うのだが」
「なぜじゃ、兄弟子。私は気にならないのでやらせてくれ」
松蔵はそれ以上そのことに触れるのはやめた。
いったい琴音殿は『お守り』を本当にお守りだと思っているのか、それとも男の持ち物であると分かっているのか、その何れなのか松蔵にはわからなかった。
だがそういう曖昧な状態が松蔵には甘美な時間であった。
いつの頃から股間を広げて内股の筋を弾く術が松蔵の楽しみでもあった。
内腿の筋を伸ばして弾くと女の芯に響くらしく、琴音が感じているらしいことがわかる。
だがそれに気がつかない振りをして、感じすぎて体がひくつくまで続けるのが楽しみになってしまったのだ。
けれども足腰に凝りがないときにはそれができないのも事実だった。
だが琴音は近頃足腰を使う稽古を意識的に多く行っている。
それはこの股間への術を求めてしていることなのか。
それとも単に膂力を高めたいという熱心さからなのか、それもわからない。
内腿への筋を丁寧にした後、琴音はぐったりして意識がぼうっとしてくる。
その後結構体を密着させて全身の筋を伸ばしたり骨を整えたりするのだが、されるがままになっている。
松蔵の股間が高まってそれが琴音の体に触れても反応はない。
松蔵にとってこの仕上げの施術が最も楽しみになっていることを松蔵自信は気づかない。
いくら浪人といっても武士には建前で生きることが多いため、自らの本能や欲望を認めたくないのであろう。
松蔵はその晩初めて夢を見た。

松蔵が袴姿の琴音をいつものように揉んでいる。
そしてうつ伏せになった琴音の尻の上に跨って上体を反らした。
『松蔵殿、私の乳房(ちぶさ)に貴殿の手が……』
『えっ?』
気がつくと琴音の胸の2つの膨らみを松蔵は背後から手のひらの中に納めていた。
『こ……これは……違うのだ』
ところが松蔵の手は勝手に動いて琴音の乳を揉み始めた。
『何が違うのですか。今してることは……あっ、止めてくだされ』
松蔵は手を離した。
『す……すまん。そんな積りは……』
『まだ……私の尻にお守りをつけております』
松蔵はふと自分の股間を見た。すると褌が緩んで中からはみ出ている。
しかもその先は琴音の尻の谷間に埋もれているのだ。
しかもどんどん谷間の中に入って行く。
その感触は生暖かくヌルヌルした……松蔵は頭の芯が痺れて来た。
『兄弟子のコケシが私の蜜壷の中にどんどん入って参ります。止めてくだされ』
そして体が甘い快楽の痺れで震えた。
『あっ、あっ、あっ、兄弟子。何をなさいます』

「違うのだ!」
松蔵は自分の声で起き上がっていた。すると股間がヌルヌルとしたもので濡れていた。
「褌を洗わねば……不覚」
松蔵は己が頭を拳で強く数度叩いた。
「不純なる夢を見てしまった」

***************************
一方琴音は連日朝方になると松蔵の夢を見ていた。
夢の内容はだんだん大胆になって、今朝方は2人とも裸になって体を合わせていた。
松蔵が仰向けになった琴音の上に覆い被さって乳房を揉んでいた。
そして固くなった物を琴音の股間に押し当てていた。
『兄弟子、このことは剣の道と関わりがあるのですか』
『琴音殿、関わりがあるのだ。これより剣を鞘に収める稽古を致す故、もちっと股を広げて鞘口を開くのじゃ』
『なんと……私の女の芯の中に鞘があると言うのですか、そしてそれが刀ですか』
『良いか、入れるぞ。そうら、そして少し抜く。そしてまた入れる』
『た……戯れはおやめくだされ。抜くなら抜く。入れるなら入れる。どちらかになさいませ』
『それが出し入れすることが心地よいのじゃ。琴音殿もそうであろう』
『なんの。痛いだけで、少しも気持ちよくはありませぬ。ああ……』
『どうなされた? 今、ああと申したが。』
『今背筋を貫くような心地が致しました。どうかそのままお続け下され』
『いや、やめよう。嫁入り前の琴音殿にこんな所業は鬼畜にも劣る』

「おやめくださるな!」
起き上がった琴音ははっとして顔を真っ赤にした。何故なら右手が自分の女の芯にあてがわれていたからだ。
その場所はすっかり濡れていた。琴音は何度も首を振った。だが何故か手はそこから離れなかった。
「だめじゃ。だめじゃ。武士の娘がこんなことでは……」
そしてしばらくすると体を震わせ、その後ぐったりとしてまた眠りについた。

 


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