起きなさい-2
ここまでされたら、眠り続ける事なんて出来ないのは、いくら経験が乏しい僕にでもわかる。
それなのに美羽はまで寝たふりを続けられるんだろうか?
実の妹に淫らな行為をエスカレートさせるという人として最低の事をしているにも関わらず、僕は美羽がどこで我慢の限界を超えて目を開けるかという、いかがわしい好奇心に支配されていた。
狸寝入りして、僕の行為を拒む事なく受け入れているという事は、美羽も実はこの異常な状態を望んで楽しんでいるんだと頭の中で勝手に決め込むと、心の隅に僅かに残っていた 罪悪感は跡形もなく消し飛んだ。
僕は手の中に収まりきらない豊満な美羽の白い胸を揉み寄せ、硬く突起した綺麗なピンク色の先端を口に含み、わざと美羽の耳に届くように、水音をたてながら吸いついた。
舌先で先端を転がすように舐め回したり、甘噛みをしたり弄ぶと、その度に美羽は体を小さく悶えさせ、微かだが、唇から掠れ混じりの甘美な声をあげる。
日中の陽射し。その明るい部屋は、美羽の乱れた体全てを隠す事なく鮮やかにくっきりと僕の目に届けてくれて 、夜の暗がりでする淫らな行為よりも何倍も僕の興奮を煽った。
服を着たままで、シャツを捲りあげられ胸だけが露出した上半身。
悶えて下着が見えるか見えないかまで捲れあがった赤いチェック柄のプリーツスカート。
細い足に良く似合う腿が少し隠れる長さの黒いハイソックスまでもが、僕のエロ心をやたら擽ってくる。
「あぁ…美羽…、僕…ヤバいかも…」
僕の唾液で濡れ光る、美羽の大きくて形の良い胸が手の圧で激しく弾むように形を変える様は、 僕の深部に潜んだ雄の性を激しく刺激して止まない。
息が荒ぶり、行為もどんどん荒くなっている事に美羽は間違いなく気づいてるだろう。膝立ちしていた姿勢だっていつしかやめて、美羽の隣に横たわるような姿勢で、胸を揉み、むしゃぶりついてた。
しかし、相変わらず目を開けない。息は多少荒いけれど、寝たふりの姿勢を崩す事なく、美羽は僕の行為を受け入れてる。
「…じゃあ、ここは…?」
そう呟いてカートの中に手を潜り込ませたら、美羽の体はビクリと跳ねて、僕の手の侵入に躊躇うかのように太ももに少しだけ力を入れた。
(…やっぱりここは…抵抗があるよな…)
美羽の顔を見ると、頬が赤く染まり唇が微かに震えていた。それ が普段滅多にみせない羞恥の表情だとわかり、征服感が胸に広がると同時に、女性らしさの垣間見えた美羽がいつも以上に可愛く思えた。
「恥ずかしいなら起きなよ…じゃないと…」
囁きながら、スベスベとした太ももの外側をゆっくりと撫でながらスカートをたくしあげると、ブラと揃いの上品な淡いピンクのレースのショーツが見えた。
しかし、思ってたよりじっとりと濡れてて、
「美羽…寝てるけど、下着がすごく濡れてるよ。やらしいなぁ…」
細身なのに意外と肉付きのよいヒップのサイドに弧を描くように手を這わせると、美羽の体は小刻みに跳ね、抵抗を見せていた太ももの力がみるみるうちに抜けて、何かせがむように足が開ゆっくりといた。
僕はそれに応えるべく美羽の恥部の溝にそっと中指を押しあてた。
「っあぁ……」
下着は熱気で熱く、湿るという生易しい表現では相応しくないほどにびっしょりと濡れていた。
スカートを脱がせると、タートルネックのシャツを捲し上げられたたわやかな胸が露になった上半身と、 膝上の黒いハイソックスに、愛液に濡れて陰部の毛が透けた淡いピンクの総レースの下着のみという姿になった美羽を見て、僕の興奮は尋常じゃないほどに高まってしまった。
無防備すぎる美羽のしなやかで淫らな肢体を僕は恍惚とした表情で眺めながら、
「マジで起きるまで止めないぞ?」
僕は窮屈なジーパンを脱いで、美羽の下着の上から、恥部の割れ目を指先でそっと撫であげた。
すると、
「ゃぁ――っ…ん…」
か細くも、指の動きに反応して零れる喘ぎと、性感を刺激され薄紅に染まる美羽の体が呼応するようにピクリ、ピ クリと跳ねた。
「こんなにびしょ濡れで震え悶えてるのに、まだ目を開けないのか?」
僕は興奮を堪えてわざとらしく美羽の耳元で言葉を放ち 、下着の隙間から指を滑り込ませ、愛液が溢れて濡れそぼ った美羽の内の入り口をゆっくりと掻き回した。
「ひぁ…っ…ぅ…んぁっ…」
押し寄せる快楽に抑えが効かずに、ますます肌を紅潮させて、官能的な鳴き声を唇から溢す美羽の内側深くに指を入れて、かき回すようにスライドさせると、んどん滑りが溢れ、ザラザラとうねりながら僕の指を離さんとばかりにきゅうきゅうと吸い付いてくる。
奥より少し手前の窪みを中指の腹で引っ掻くように擦り撫で回すと、吸い付きは更に増して、
「ぃ…ぁ…ぁんっ…あっ!」