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幽霊の子
【ラブコメ 官能小説】

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幽霊の子-3


 翌朝、幸夫は目が覚めると、慌てて股間に手を突っ込んだ。
 男根は、いつものようにいくらか汗ばんでいるが、精液で濡れているようなことはなかった。あまりにも夢が真に迫っていたので、夢精をしたのではないかと心配だった。
 妻は、全く気づいた形跡がない。

 美由紀の幽霊は、この後もちょくちょく現れた。
 自分さえ声を立てなければ、妻にばれる心配はない。ばれたところで、夢なのだから。
 幽霊が相手だから、抜き身で挿入できる。性感も、さらにデリケートに高まって、幽霊の美由紀も、不倫の時より大胆にヨガリ狂い、大満足の様子だ。

 三ヶ月が過ぎた頃、幽霊が変なことを言い出した。
「赤ちゃんが出来たみたい」
「赤ちゃん?、幽霊も妊娠するのか」
「するわよ。幸夫さん、チャンと私のお腹に射精したじゃない」
「じゃあ、僕の子供?」
「決まってるじゃない、他に誰がいるのよ」
「ええっ、困るよ」
「大丈夫よ、貴方に迷惑は掛けないわ。私がちゃんと育てます。幽霊なんだから、しょうがないわ」
「そうしてくれると、助かるけど」

4.
 月日が経つと、美由紀の幽霊のお腹は、だんだんと目立つようになって来た。懐妊期間は人間と同じらしく、八ヶ月も経つと、かなり出っ張ったお腹を抱えて、肩で息を切るようになった。
「幸夫さん、もう今日が最後だわ。お名残り惜しいけれど、幾ら幽霊でも、日本からここまで飛んで来るのはしんどいわ」
「大変だね。僕は何もして上げられなくて、申し訳ない」
「いいのよ、散々いい思いをさせて貰って、赤ちゃんも出来たわ」
「今日は、やめとこうか」
「最後だから、入れてちょうだい。子供に障るといけないから、余り深く入れないで、お腹も押さない様に気を付けて」
 幸夫は、美由紀を横にしたまま、左足を上げさせて、後ろ松葉の体位を取った。これだと、お腹に圧力は掛からない。ただ、この体位だと、亀頭が深く入り過ぎる心配がある。
「浅く入れるからね」
 幸夫は、亀頭が膣口を過ぎるとそこで止めた。
 膣は、出産を控えて、ふくよかに厚みを増している。
 膣口に、雁首を引っかけると、ぷりっと引いた。引いては入れ、入れては引く。雁首に快感が高まってくると、鰓が広がる。この広がって鰓で、膣口をさらにぷりぷりとくじる。
「ああぁ。幸夫さん、死にそうよ。おマンコがとろけるぅ」
 美由紀は大きなお腹を波打たせて、オルガスムに達した。


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