号泣の桜貝 ★-1
2006年7月25日 火曜日 晴れ
13時21分50秒
この日千章は衝撃の事実を知る事で、恵利子への欲望が抑えきれず、急遽6時間の特別な時間を要求した。
そして恵利子の理知的な仮面を剥がす試みを当初の計画より大幅に早め試みる。
レイプによる処女喪失後、この日継続的セックス要求は4度目となる。
理知的な恵利子は当然の事ながら、セックス対しての罪悪感と嫌悪感が人一倍強い。
今日に至るまでのセックス強要で、その事は十分過ぎる程理解出来た。
そこで千章は恵利子の魅力でもあり、障害でもある理知的な仮面を剥がす為大胆な行動に出る。
それは、千章を前にしての排尿強要。
潔癖且つ神経質な恵利子にとって耐えがたい行為を強いる。
以前目にした書物の中で、“不感症女性に対するショック療法”的な物をアレンジした物であった。
本来は不感症女性に対し浣腸を強いるのである。
理由は不感症女性の「心の壁」を取り払うと言う物。
排便行為と言うのは他人に見られたくは無い究極の行為であろう。
詳しい内容は忘れてしまったが、恐らく見られたくない物を見られた相手に対して・・・
云々の荒療治と言う事であると推測される。
もっとも高校一年生の少女に、浣腸はいくら何でも無理がある。
それにいくら愛らしく美しい少女の物でも、千章自体そんな物に興味は無いし見たくも無かった。
そこで熟考を重ね、放尿強要を試みる事にしたのである。
外気温の高さもあり恵利子は思いの外素直に、利尿剤入りの清涼飲料を口にした。
何れにしても今日の拘束時間は6時間、一度もトイレに行かずにやり過ごすのは無理である。
行為を始める前に約束した動画を用意して来たことを恵利子に告げる。
今日の6時間拘束要求の見返りに、処女喪失時に撮影した動画全てを返却する約束をしていたのだ。
一時間後。
いつもより十分なな時間的余裕もあり、慌てる事無く舌先にて恵利子の中心を舐り続けた上で挿し入れる。
「はぁぁっ……」
今までのセックス強要で、恵利子の狭い膣孔にも少なからず道筋は出来ている。
いるはずではあるが、それでも当然の事ながら痛みのみ感覚を支配している様子である。
もちろん恵利子の口から漏れる苦痛の叫びは、肉体的な物からだけでなくセックスに対する罪悪感と嫌悪感から来る物なのかもしれない。
嫌がる恵利子を余所に大型モニターには、返却する処女喪失の一部始終を録画した映像がながされていた。
画面では意識の無い恵利子が、丁度対面座位の体勢を取らされているところである。
固定撮りではあるが上手い具合に位置を調整され、千章の陰茎が恵利子に出入りしているのがハッキリと大画面に映り込む。
そして自分が何をされたか知りたかった恵利子も、今まさに同じ体位を強いられ胎内奥深くまで貫かれていた。
千章から激しく陰茎を突き上げられる都度、淡い桜色をした二枚貝は軋むよう拡げられ甘美な摩擦を与え続ける。
「はっ、はうぁ、あぁぅ……」
再び、繰り返し苦しげな嗚咽が狭い室内に響き続ける。
「約束のノルマさえ終われば君は自由だ、約束する」
そう言うと恵利子の膣内で、千章の陰茎が一回り大きく膨らむ。
対面座位の体勢、恵利子の両尻を鷲掴みにし貫く陰茎の動きが複雑さを増していく。
メリメリッ……
まるでそんな音が聞こえてきそうな程に、引き千切れんばかりに押し拡げられる結合部。
ほんの2ヶ月前まで未開の処女地だった肉薄の桜貝は、父親程歳の離れた男の欲望を根元まで捻じ込まれ軋み続ける。
容赦無い出し入れに、悲壮感さえ漂う底の浅いスリット。
しかしそんな事にはお構いなく、千章の両腕が恵利子の腰の括れにまわり、突き上げる動きが激しさを増していく。
「恵利子、ノルマを終えるまで君は私の物だ。だから遠慮無くマンコの中に射精(だ)させてもらう!」
羞恥心を煽るようにわざと卑猥な言葉を耳元で囁く。
顔を紅潮させ首を左右に振る仕草は愛らしく、少女然とした恵利子の魅力を再認識させられる。
抱きすくめる様に互いの身体を結合部を密着させ、少しでも膣孔奥深くまで捻じ込もうと試みる。
すると潜り込ませた先端部が、胎内奥深くに眠る子宮の感触を僅かに感じ取る。
…… 瞬間。
ビュクッ、ビュクッ、ビュクッ
陰茎先端より恵利子の子宮に届けとばかり、大量の精液が飛沫をあげ注ぎ込まれる。
それは今は亡き恵利子の母親、千章欲望の原点である石崎佑香に捧げられた供物であった。
(佑香、良かった…… とても良かったよ)
心中にて千章はそう呟きながら、射精後も心地良い余韻を楽しみ、腰丈まである濡れ羽色の髪を愛しむ様に指先にて撫でる。
そんな千章の胸の内を知る由も無い恵利子は、いつもより激しい交接の摩擦に膣孔を戦慄かせながら、避妊具越しに注ぎ込まれた体液の感触を感じ取っていた。
数十秒後
千章の腹上にて射精後も貫かれたままの恵利子が、いまだ胎内に残る大量の精液の恐怖に口元を動かす。
「お願い…… はやく、早く、私……怖い」
それは“妊娠”への恐怖に他ならない。
薄い、うすい、極薄無形のポリウレタン越しに、自身を取り返しのつかない地獄に追いやる大量の“種子”が詰っている。
(もしもそれが何かの拍子で、膣内に零れ出してしまったら……)
その言い知れぬ恐怖に恵利子は、肩を震わせながら脅えはじめたのである。
思いもよらぬ恵利子の反応に、ひどく嗜虐心をそそられ始める千章。