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マリアの猫
【ファンタジー 官能小説】

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マリアの猫-5

5. 
暫くそうしていると、両肘が痛くなって来た。
 若い時は、事が済んで肘が痛くなるなんて記憶にないが、矢張り年の所為か。 情事が長引くと、肘に来る。
 マリアに体重を乗せてしまう訳にも行かず、このまま怒張した男根を抜く気にもなれず、とにかくイッて仕舞おうと、そろそろと抜き差しを始める。
 腰の動きで、マリアが気を取り戻したらしい。僕の腰を、横から突っつく。 どうも、上下入れ替えようと言っているらしい。 嵌めたまま入れ替わろうと体をずらすが、結局抜けてしまう。
 仰向けになると、マリアが早速圧し掛かってきた。
 僕は体を伸ばしたまま、さっきから怒張したままの陰茎を直立させる。マリアはその上に跨ると、陰茎を掴んで割れ目に差し込んだ。
 マリアが腰を沈めたので、僕は向かえ腰の要領で、男根に気を入れて腰を持ち上げた。
 すっかり濡れている二人の性器は、何の抵抗なく根元まで没入する。
 男根がすっぽりと収まると、マリアは腰を使い始めた。
 さっきよりは遅いが、それでもリズムを付けて三連腰である。 僕はその間に一回、気を入れて突き上げる。
 二人の愛液が、びちょびちょと流れ出して、股間から腰の周りに及ぶ。 恥毛などは、濡れそぼれてぴちゃぴちゃになっている。
 一度オルガスムを経験したマリアの膣は、張りが弱くなって、男根への刺激がマイルドになった。
 さっきから怒張を続けている男根も、緩い締まりに救われて、未だしばらくは持ちそうだ。
 両手をマリアの乳房に当てて、上体を支えてやる。
 マリアは、腰を回しては、胸をくねらせ、乳房の感触も楽しんでいる様だ。
 マリアも、自分の膣の緩みで当たりを弱く感じるらしく、しきりと腰を前後、左右に揺すって、膣口やお小根を陰茎にこすり付ける。
1、・・2,3,4、
1、・・2,3,4、
1、・・2,3,4、
 リズムがだんだん早くなって来た。
 マリアの息遣いが、荒くなる。
 僕の男根も、亀頭と、根元が、うずうずと痺れ出す。
「マリア、 ムチシモ・ビエン(最高に好いよ)、 ムチシモ」
「ヤスオ、アリガト、アリガト」
 マリアの日本語は、僕の知る限り、アリガト、とサヨナラだけだ。 僕のスペイン語と、どっちもどっちだろう。少々可笑しくても、意味は良く分かる。
 雁首の疼きが、本物になって来た。 スパームの噴出は、時間の問題になって来た。
 マリアも、かなり出来上がってきた。
「マグニフィコ(物凄い)、 マリア、 ヴァモス(一緒に行こう)」
「オオ、ヤスオ、サヨナラ、ヴァモス」
 男根の自律神経が働いて、すりこぎ棒のように固くなる。 こうなると、もう止められない。
「ヴァモス、マリア」
「メ・ヴォイ(ワタシ、行く)」
「ジョ・タンビエン(僕も行く)」
「ヴァモス、ヤスオ、ヴァモス」
「シーシー(うん)、マリア、ヴァモス」
マリアは三連腰を止めて、腰を左右に振りながら、悶えている。
「ヴァモス」
 マリアの尻を左右の手で押さえると、すりこぎ棒の男根を二度三度と大きくストロークさせる。
鈴口から、どっとスパームが吹き出す。
「オオ、ヤスオォぉ〜」
「マリアっ」
 マリアは、乳房を僕の胸に押し付けて、体を震わせる。
 僕は、男根の根元を膣口にしっかり押し付けながら、二度三度と、スパームを送り込む。

 マリアの震えが収まると、ずっしりと体重がのし掛かる。
 射精が終わると、男根はじわじわと収縮を始める。
 膣口の淵から、今、放出したばかりのスパームが、陰嚢を回って流れ落ちる。
 性欲を満たした満足感、開放感。
 可愛いマリアは、腹の上。
 縮んだ男根は、マリアのおマンコの中。
 幸せ。


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