第30章 サカリの付いた豚に与える罰は、決まっているじゃない、射精禁止よ!-1
翌朝、昴が迎えに来ると、ひたぎは家の前で綾乃を従えて待っていた。綾乃が一目をはばかることなくひたぎの腕にすがりつき、体をすり寄せる。そして、長い腕を執拗に絡みつかせながら、ひたぎの耳元で何かを囁き続けていた。
昴に気がついたひたぎが綾乃に声を掛ける。綾乃は弾けるような笑顔で昴に駆け寄り、昨日の非礼を詫びた。そして、もう一度ひたぎに声を掛けると、手を振りながら帰っていった。
「一晩で別人のようだね」
「あれが綾乃の本来の姿よ。覚えておきなさい。そんなことより、私の右手が開いているわよ」
昴は昨日のことが気になりながらも、ひたぎの笑顔に応えた。
「これは失礼。姫さまお手を、ナイトが軽井沢までご案内致します」
「楽しみにしていたのよ。さあ、案内してちょうだい」
ひたぎの手を取り、リムジンの広い社内へと案内する。上機嫌のひたぎに昴はリムジンの一通りの説明を行い、軽井沢の別荘を話題に話し始めた。そして、落ち着いたところで昴は昨日のことを詫びることにした。
「ひたぎ、昨日はごめん!本当に悪いことをしたと思ってる」
「・・・・・」
長い沈黙の後、ひたぎが話し始めた。
「私の綾乃にオナニーを強要したそうね? それだけならまだしも、あろうことか綾乃に向けて精を放った!あなたは私以外の女に性欲を向け、子種を与えようとしたのよ!」
「違うんだ!話しを聞いてくれ!」
「嫌よ!弁解など聞きたくないわ。あなたにできることはただ一つ、罰を受けることよ!」
「ああ、ひたぎを愛しているんだ。許してくれるのなら、どんな罰でも受け入れる」
「良い心掛けね・・・・・昨夜、オナニーを禁じたけれど、守れたのかしら?」
「ああ、言われた通りしていない」
「刺激的な1日を過ごした夜にオナニーを禁じられて、どんなことを考えていたの?」
「そ、それは・・・今日の事だよ。ひたぎの許しを得て、楽しい1日にするにはどうすれば良いのか考えていたよ」
「それだけじゃないでしょう?」
「ああ・・・考えないように努力したんだ。頭から振り払おうと色んなことを考えて・・・だけど、気がつくとひたぎと綾乃のことを考えていた」
「そうよね。同じ時間に私と綾乃は激しく愛し合っていたのだから、サカリの付いた豚同様のあなたは、オナニーを禁じられて、一晩中破廉恥極まりない想像をして悶えていたはずよ!」
「ああ、ひたぎ、許して・・・」
「あなたが帰った後、私と綾乃がどんなふうに愛し合ったのか、教えてほしい?」
「!!!」
「私が綾乃にしたことを覚えているでしょう?姦通したばかりの膣壁を擦り上げ、クリトリスに歯を立てて甘噛んだ。あなたには分からないかもしれないけど、クリトリスはとても敏感で、少し強い愛撫でさえ苦痛になりかねない。そんなクリトリスを剥き上げて、鋭い歯先を突き立てたのよ。あれはもう愛撫とは言えない、拷問以外の何ものでもないわ。
あなたも見たでしょう?綾乃が壊れたように痙攣し失神するところを・・・
でもね、綾乃にとってはそれが愛されると言うことなの。あの後、綾乃はあの激しい愛撫を何度も何度も求め続けた。途中から潮を噴くことを覚えて、粘液を垂れ流し、潮を吹き上げて悶え狂う姿を、あなたにも見せてあげたかったわ」
「やめてくれ・・・僕は本当にサカリの付いた豚なのかもしれない。これ以上、刺激的な話しを続けると・・・」
「続けると。どうなるのかしら?」
ひたぎの指が昴の股関に伸びる。
「ひたぎ、ダメだよ!」
「動かないで!」
ひたぎの指がチャックを下ろし、勃起したものを掴みだす。
「ひたぎ、本当に許して、あうぅ!」
「こんなに硬くして・・・でも、まだ皮が被ったままね?この中は、どうなっているのかしら?」
「ダメだよ。一晩中我慢していたんだ!これ以上刺激されると本当に!」
「まだよ!皮を剥き上げて、中を確認させてもらうわ!」
「無理だ。出ちゃう!」
ひたぎの指が昴の竿を掴み、亀頭を剥き上げる。
「う、うわああ!」
昴が大きく目を見開いて、悲鳴を上げる。
「我慢なさい!」
ひたぎがピシャリと言い放つ。そして、もう一度、包茎にゆっくりと皮を被せては剥き上げた。硬直した昴がガクガクと震えだす。
「サカリの付いた豚は、精を放ちたくてたまらないのよね?そんな豚に与える罰は、決まっているじゃない。射精禁止よ!」
「!!!!!」