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戸惑い
【幼馴染 官能小説】

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振り向けばあなたがいた-10

『了解です。成くんの分もね・・・へ〜〜〜〜〜ぇ。今度、たっぷり話は聞くからなんかおごってね♪笑』

はぁ・・・。
あたしは鈴からの返信を見て小さなため息を漏らす。
そして成に向き直る。

「感謝しなさいよ?」
「分かってるよ」
「よろしい」
「あ、今日も泊まっていい?」
「は?え、あ、いいけど・・・」
「明日は一緒に学校行こうな」

ちゅっ。

唇に触れるか触れないかぐらいの軽いキス。
しまった、油断した・・・
成はいたずらっ子みたいな顔で笑いながらこっちを見ている。

ああ、
あたしは幼い頃からいつだってこの笑顔に守られてきた。
幸せで満たされたこの空間にいつだってあたしは守られてきた。

ああ、
今気付くなんて。
振り向けばいつだってあなたがいた。
これからもきっとー・・・

(了)


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