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恋心あれば水心
【女性向け 官能小説】

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「女性だけビールを飲むことに抵抗ないんだ?」
「俺、そーゆーの気にしないタイプだから。
好きな女が美味しい顔してるのを見るの好きだし」

「好きな女?」
私、ビール1杯で酔ってないよね?
「そう。好きな女」
好き?

山田さんは烏龍茶を一口のんだ。

「希望ちゃんさ?俺がノーリターンで協力してるとは思ってないよね?」
「・・・何が望み?お金?」
「まさか!俺、希望ちゃんより稼いでるよ?」
知ってるけど!
「愛を希望♪」

飲んでいるビールを吹き出しそうになった。
山田さんは頬杖をついてにっこり笑って私を直視する。

愛!

愛ですか・・・?

「愛?」
「そう、愛」
「・・・・・」

もう一度私がごくりとビールを飲んだのを見届けた。






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