〈哀肉獣・喜多川景子〉-6
見事な弧を描く女体……しなやかに反り返る身体のラインは、美しい曲線を描く芸術品……パンティーは真っ黒な陰毛を透けさせ、秘肉の微小な膨らみをも一層際立たせ、これでもかと淫らな谷間と山並みを変質者達に見せ付けてくる……口汚く罵声を張り上げる、小生意気な牝肉オブジェを陥落させうる局部の膨らみに、タムルはそのニヤついた顔を近付け、薄くて弱々しい白い布に手を伸ばした……。
「く…ぐくッ!!……やめ…ッ……!!!」
なんの了承も無しに、タムルは景子の秘密を暴いた。パンティーはバチンと叫んで絶命すると、その骸を冷たい床に晒し、膨らみの小ささ故に目立つ割れ目と赤みがかった肉花が、タムル達の視界へと入った。
その割れ目の上に生える陰毛は面積が広く、綺麗な逆三角形を形作り、反り返る肉体から盛り上がる恥骨の天辺に、もっさりと茂っていた。
『あら、熊の体毛みたいね?ウフフフ……』
「!!!」
モゾモゾとズボンのポケットをタムルはまさぐり、何かを取り出して、屈辱に唇を噛み締める景子の顔の前に突き出した……それは軽い金属音を残して炎を揺らめかせる……その赤い光と放熱に、景子の表情は恐怖に引き攣った……。
「やめ…ろよ……やめろよぉッ!!!」
ヒステリックな金切り声は直ぐに裏返り、それと同時に景子の股間は灰色の煙を昇らせた。
タムルの持つライターが、景子の陰毛に着火させたのだ。
「……あッ!?…あ"あ"ぁ"ッ!!!」
『イイ声〜……ウフッ…ゾクゾクしちゃうわぁ……』
小便の飛沫に塗れ、ろくに洗浄すらされていない汚らしい恥毛など、焼却処分が相応しい……タムルは慣れた手つきで着火し、秘肉が火傷を負う寸前で手で炎を払い、恥毛を焼失させていく……悲鳴とも怒声ともつかぬ景子の叫び声に、顔を緩ませながら……。
「あ、熱いッ!!私に…私にぃ!!……やめろおぉ!!!」
体毛の焼ける臭いと股間に走る熱……海老反りで、しかも左右から掴まれていては身体はビクともしない……鼻で笑うタムルの指が、秘肉を上を滑る……なんの引っ掛かりも感じないソコは、もう無毛の焼け野原にされたのだと景子は愕然とした……。