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君がいた日…
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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君がいた日…-1

『もー待ってよ!!』
覚えてる?初めて二人で一緒に帰った日。君はわざと走りだしてあたしを置いてこうとした日。
追い掛けて欲しかったの?そうでもない?
二人でふざけ合って転けそうになりながら駈けた夜のバス通り。
『ほら、置いてくぞ』
振り返ってくしゃって笑った時に見えた君の八重歯。
ほんとは置いてく気なんてないのにね。
今思えば青いってこのことを言うのかなぁって。
君は明日の朝あたしの知らない街に旅立つんだね。
夢を叶えるためだからね。しかたないよね。
卒業式の日からずっとこの日を覚悟してたけど、やっぱり寂しいよ…
もぅあたしの追い掛けられない所だね。
今度はほんとに置いてっちゃうんだから…
ちゃんと夢叶えるんだよ。
体に気を付けてね、無理しちゃダメだよ。
ご飯一人で作れる?

それから………


もう一度会いたいよ…。


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