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恋心あれば水心
【女性向け 官能小説】

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この不況でなかなか就職活動がうまく行かず
業を煮やした父が無理やり自分の勤めている会社に
私を入社させた。

誰もが知っているその会社に入社するのは本来大変なことで
私は周りに驚かれたけど、私は出来るなら自分の力でシュウカツしたかった。

入社してからはコネ入社がばれない様に
それはそれは大人しく過ごした。

本当はこんな大きな会社はもともと望んでいなくて
もっと小さい会社でのんびり仕事がしたかった。
というのが本音。

父と同じ会社と言うのは何とも窮屈で
入社する時、父に「親子関係は極秘にしてよね!」とお願いした。

この不況のさなか、こんな大きな会社にコネで入社できただけでも
本当は父に感謝しなきゃいけないのかもしれないけど・・・

それでも、父と同じ会社での社内恋愛をする気にはなれず
新入社員のころは学生時代の友人にセッティングしてもらった合コンで
彼氏を見つけたりしてたけど、

もう彼氏が居ない生活になって久しい。








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