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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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樹里奈を消した-3

「いやー歌った歌った、久しぶりに」
「お前、最後にカラオケ行ったの小一以来なんだってな」

カラオケを熱唱し終え、その熱い体温を外の夜風が冷ます

「ねぇ!この後ゲーセン行かない?せっかくの冬休みだし」

カラオケで熱唱したテンションがまだ下がらないノリノリの女友達が俺らに提案する

「おーいいなぁ、何処が良い?こっから一番近いのはドッグアイだけど」
彼女の提案を聞き、先ほど俺の噂話をしてた後輩がその提案に軽く乗り

「それじゃードックアイね!せっかくだから近い方がいいもんね」
彼女の決定に、俺以外の人が「賛成」の挙手を挙げる

「・・アレ?先輩は行かないんスカ?」
?マークを頭上に浮かべた後輩が、俺の顔を覗かせ疑問視してきて

「あぁゴメン、ちょっと・・約束が」
「約束?」

きょっとんと俺の言葉に目を丸くする後輩、そぅ約束があるのだ、「ある人」と

「そうだよ、コイツはこの後大事な約束があるんだよ」
俺の言葉に更に追求しようとする後輩に、隣で肩を並べてた翼が代わり答えて
それを耳にした後輩もそれ以上の追及は止め、翼達一向は俺を残し地元のゲームセンター
へ快調な足取りで向かう


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