始まる痴態と叔父の意地-4
数回に渡ってお満の自慰行為を見ていたので、竿之介にはお満の一番感じる部位は充分わかっていた。竿之介はお満の急所である桃色の秘豆を重点的にレロレロと舐め続けた。
「いやああああん、あああああん」
【ひいいいい、そ、そうよ、そう、あああああん、上手よおお、竿之介、あああ】
その淫乱姉弟の痴態を憤怒の表情で見ている男が居た。
「竿之介め、ワシを差し置いてお満に〜〜〜」
通りの角でお満と竿之介の痴態を見て、怒りを増していたのは叔父の餅右衛門だった。
何故餅右衛門がここに居るのか?餅右衛門が自分の屋敷に帰って行ったのを、お敏は確認したのでは無かったか?
確かにお敏は餅右衛門が自分の屋敷の方に帰るのを見た。しかしその時お敏が見たのは餅右衛門ただ1人だけだった。
お満の体内でいじけていたお敏は、餅右衛門が2人の小者を連れている事に気づいてなかった。
餅右衛門たちは、手分けして探すために3人が別々に別れ、たまたま屋敷方向を探しに行った餅右衛門を見たお敏が、都合よく諦めて帰ったと勘違いしたのだった。
小者の1人が、通りの角でお満の様子を窺う竿之介を見つけた。さっそく、餅右衛門に知らせに走り、餅右衛門をこの場所に連れてきたのだ。
餅右衛門は通りの角で鯉口を切ると、太刀をゆっくりと引きぬいた。
さっきは小者の前で「抜き打ちにバッサリじゃ」と言っていたが、実際は幾ら怒り心頭であっても流石に甥をバッサリ切ろうとまでは思わない。
餅右衛門は太刀をクルリと峰に返してから、気づかれないようにそろそろと竿之介の背後に廻った。(峰に返すと刃先で切るのではなく、刃の裏側で叩くことになります)
直ぐ目の下に、憎き竿之介が全くの無防備な状態でお満の股間に顔を埋めていた。
この瞬間に竿之介が自分に気づいてももう手遅れだ。左右に小者が固めるこの陣形からは絶対に逃げる事はできない。
取り敢えず竿之介を足腰の立たないようにぶっ叩き、鬱憤を晴らしてからお満を犯す。
餅右衛門がそれを想像してニヤリと笑った時、お満の口から餅右衛門の怒りを更に注ぐ言葉が出た。
「あああ、いい、いい、叔父上より上手よ〜〜、あああああん。キモい爺いよりずっといい」
「ははは、姉上、あんなヒヒ爺いと、凛々しい竿之介を一緒にしないで下され。うりうり、これはどうですか」
竿之介はお満の割れ目から蜜まみれ口を離すと、指で肛門を突きつつ、秘豆を捏ねて楽しそうに言った。
「ああっ、すっご、っい、あああん、ああん、いいいいい、あああっああああ」
怒りの大きさの余りに餅右衛門の顔が一瞬で真っ青になった。
餅右衛門の握っていた太刀は怒りの余りにブルブル震えだした。そのブルブル震える太刀を、再びゆっくりと返して、峰から刃先が正面になるように向け直した。
「斬る!」餅右衛門の頭にはそれしか無かった。そして怒りのままに太刀を振り上げた。
竿之介の愛撫で切なげに喘ぎ声を上げているお満も、この太刀を振り下ろせば恐怖の声を上げるだろう。
その恐怖の声を自分のイチモツを使って歓喜の声に変えてやる。そう思った餅右衛門はニヤリと笑った。しかしその顔はヒクヒクと痙攣しているようにしか見えなかった。
「死ね―――っ!竿之介―――っ!」
餅右衛門は引きつった笑顔のまま、頭上の太刀を力任せに振り下げた。
「いやあああああああっ!」
ブシュ――――――ッ!
江戸の町にお満の絶叫と、狂気の音が響いた。