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あんずの乱交
【OL/お姉さん 官能小説】

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(前編)-2

豊潤化粧品といえば人気歌手を起用したCMでも知られた業界のトップクラスだった。
私はその豊潤から今回3度目の仕事を請け負う事ができたのだ。

東京で開かれる見本市に新製品を出品する際に例の歌手を呼んでイベントを打とうというのだ。

今回の仕事は気合いが入っている。
なぜならば今回は新作のCMが視野に入っているからだ。
イベントや電車にぶら下げる吊りポスターなどもたいした仕事だけど、なんと言ってもテレビCMに勝るものはない。
予算も規模もぜんぜん違うからである。

私が勤める広告代理店というのはつくづくいらない存在だと思うのだ。
つまり、右から受けた仕事を左に振るだけ…自分では何もしない。
けれど、なくてはならない仕事でもあるのだ。

たとえば、豊潤化粧品の宣伝部なんかが誰に何をさせるか?どの企画を選ぶべきなのか考えずに済むからだと私は思う。

「香川さん、イベントのポスターが上がってます。」

「あら、そう…どうだった?」

話しかけてきたのは野口と言って、本当は私より先輩の男性社員だけど部署が違ったのでろくに話した記憶もなかった。
今は事実上、部下のようになっている。
そんな野口に昨日と同じブラウスを着ているのを見抜かれやしないかと一応ハラハラしてみる。

申し遅れたが私は香川杏子という。
「あんず」なんて漫才芸人みたいな名前だけど本名だから仕方がない。
私はつくづく、免許証にフリガナが打ってなくてよかったと思っている。

今では「あんずちゃん」などと呼ぶ者はこの社内にはほとんどいない。

「まずまず、イメージ通りでしょね。」

「そう、後で一応は確認するわ。」

制作会社に発注しておいたイベントのポスターだ。
写真は豊潤化粧品の方からCMのカットを使うというから無難な仕事に過ぎなかった。

冒頭で私の中にドロドロとしたものをぶちまけた男というのも元同僚だった。
彼の事について詳しく語る必要は特にないと思われるので、ここでは割愛しておくとしよう。


とにかく、どうしようもない男だけど今でもセックスする。

だからと言って恋人ではない。


まぁ、こんな仕事だから方々に立ち回る事が多いわけだけど今日は予定通りポスターの原版をチェックしてすぐに印刷に回し、後は諸々のやっつけ仕事に終わる予定である。
どこにも出かける事もなく、時間に追われる事のない一日がやはりホッとする。

そんな一日と安全日が重なったからこそ、あんな男に膣内射精なんかさせてやったわけで、わざわざそんなスケジュールを組むほど私はヒマではないのだ。



そういえば、洗面所に漏らしちゃったオシッコを拭ってくるのを忘れてしまった…


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