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あんずの乱交
【OL/お姉さん 官能小説】

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(前編)-1

ゆるりと流れる河に入る夢を見ていた。
河は街の中心を滔々(とうとう)と流れ、両岸の河川敷には立ち並ぶビルや商店街が見える。

そんな河に裸足で入って行くのは私だけなのだけれど、河の所々には水門が設けられていて、その外側は海に繋がっているようで水門越しに海水浴に賑わう人いきれが見えた。

「あぁ、私はきっと海に出ようとして出口を探しているんだな。」

そんな事を思っているうちにふと、目が覚めてしまった。
そこは男の部屋だった。
泊まった朝にこんな脈絡がなく、それでいて微妙にリアルな夢を見るなんて最悪の気分がした。

ともかく起きて準備しなきゃならない。
食事は出てからカフェで摂ればいい。
今日、これといって出向く先もないからお化粧だって直すだけでいいだろう…

あ…でも、せめて顔ぐらい洗いたい。
冷たい水で普段の私を取り戻したい。

迷ってる余裕もないのでひとまず洗面所で蛇口を捻ると、ほとんど条件反射で尿意をもよおした。
この状況だからトイレは後で…先に顔を洗ってしまおうと前屈みになり、冷水にその手を浸すとちょろっ…とオシッコが漏れてしまった。

洗面所の床にポタリいう滴りを聴いたのだ。

洗顔しながらトイレには駆け込めない。
だけどこれじゃあ落ち着かない。

下半身を引き締めながら顔を洗うとアソコが不快に感じる。
なんだか渇いてかさかさになってるような不快感…

男がどうにも膣内射精がしたいというので安全日を選んで平日に泊まり込んだのだった。
そして男は気が済んだら、膣孔に注ぎ込んだ精液を拭ってくれた。

それは良いのだけれど、この部屋にはティッシュというものがなくて、トイレットペーパーで代用する。
ポロポロになったペーパーが私のアソコに引っ付いて固まっているのだろう。

どうしていつまでも、こんなペーパー男の部屋で寝るのか情けなくなる事がある。
それはたとえば、こんな朝だった。

とってもいい人で私は気兼ねなく過ごせるのだけど…


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