微笑♭-2
「…… くぅん」
まるで子犬の様に鼻を鳴らす様は、とても愛らしい。
きっと本当に痛い思いをしたのであろう。
ここはひとつ“おとな”の余裕と言う物を見せてやる事にする。
「いけない子だ」
そう耳元で囁きクロッチの上から、触れるか触れない程度の微妙なタッチを繰り返す。
数分もしない内に、汐莉の顔が上気する。
指先にもくぐもった熱がビンビン伝わって来る。
そこを敢えて焦らす様に、指先を太腿付け根周辺を往復させる。
「んぅっ」
汐莉の目は徐々に潤みはじめ、口元は艶めかしく微妙な開き具合で吐息が漏れる。
何とも言えない表情をされ、俺の欲望は抑えきれなくなっていく。
脱がさずに敢えてクロッチ脇から指先を滑り込ませる。
汐莉はこちらの意図を察してか、指先が動かし易い様に恥ずかしい程に両脚を拡げ腰を浮かせる。
「ヌルッ」
その態度から予想はついていたが、浅いスリットは熱を発し少女の瞳同様に潤み潤っていた。
「あっ」
中指先をほんのちょっと、第一関節まで潜り込ませてみる。
思った通りほんの二ヶ月見ない間に、汐莉のそこは急速に開発されている様子である。
「あっん、あっ」
予想外の心身の反応に、驚きが隠せない。
「汐莉ちゃん、もしかしてお兄ちゃん以外にも、ここを?」
「……」
汐莉は大きく頭を振りながら否定する。
「その……」
上気した顔を更に赤らめ、素直に吐露する。
どうやら、自分で早くも快楽を貪る術を覚えた様である。
「いけない子だ」
俺は再びそう言いながら、入口付近にあるポイントと膨らみ始めた花芯を同時に二本の指先で挟み込む様に刺激する。
汐莉の反応は素直ですこぶる良く、見る見る幼いスリットから透明な蜜が溢れ出て来る。
俺は再び体勢を入れ替えると、汐莉の両脚の間に頭を割り入れ指先と舌先を入れ替える。
舌は筋肉の集合体であり、その運動は非常に細かく正確にコントロールすることが可能である。
またその表面にある凹凸組織は、指先では決して味わう事が出来ない感触を持つ。
その感触と動きに幼い少女は身悶え……
「お腹の、お腹の奥のほうが…… 熱いのぉ」
汐莉はそう言うと、華奢身体を振るわせながら、イった。
数十秒の沈黙の後。
「汐莉ちゃん、汐莉ちゃん」
ぐったりとしていた汐莉は、俺の問いかけに潤んだ瞳で見つめ返す。
「次からは、今みたいになったら…… 今みたいになったら、オマンコ、おまんこイクって言うんだよ」
汐莉は、その意味を知ってか知らずか小さく頷き微笑んだ。
それは俺にとって、“天使の微笑み”であった。