お家断絶の裏で狙われる女体-3
何せ餅右衛門は未通女の相手は初めてだった。お満の実の叔母である妻のお早世(おさせ)は、婚儀の前からふしだらで有名な女で、初夜の契りでは自ら上になって腰を振ってたほどの淫乱さだった。
それに比べてお早世の妹のお敏の清楚な佇まいにどれほど憧れたことか。そのお敏の娘が今自分の前で裸体を晒そうとしている。餅右衛門の興奮は最高潮に達した。
「あ、ほれっ♪あ、ほれっ♪早うおべべを脱がぬかの♪」
餅右衛門の囃子が続く。
悲しいかなお満には愚か者の父親の血が存分に流れていた。余り深刻な事を考える続けると頭が拒否反応を示す。
突然降りかかった災難の数々にお満の軽い頭ははち切れてしまい、餅右衛門のいい加減な調べに自身の足で音頭を取り出したいた。
「あ、はい♪あ、はい♪おべべはこうしてはだけます♪」
体が勝手に動き、自身の歌に合わせて、お満は着物の合わせをバッと開いた。煌々と明るい部屋にお満の美しい裸体が浮かんだ。
「おおおおお!なんと見目麗しき女体じゃあ。おおお、なんと、そなた下の毛が無いではないか」
餅右衛門は予想外の子供の様な卑猥な縦スジを見て、更に興奮が高まった。
「ああん。恥ずかしい」
そう、本来ならば生え揃うはずのお満の下の毛は、今だに生える兆しが無かったのだ。
真っ赤になったお満は、慌てて股間を手で隠したがもう遅い。餅右衛門は興奮の余りにお満を床の上に押し倒した。
「あ〜れ〜」
幾ら頭が軽いと言ってもお満は時代劇特有の合いの手を忘れなかった。江戸時代ならば、不本意な性交渉を求められた女はこれを言わなければいけない。文化的にこれは重要な約束事だった。
約束事が済んだお満は、事の重大さにあらためて気づいた。
(ほんに今から契るのか…)
恐怖で身を縮めて硬くなったが、男の力に抗うことはできなかった。
「これこれ硬くなるでない。もそっと力を抜くのじゃ。ほれこうしてやろう。こうすると力が抜けるじゃろう」
餅右衛門はお満の豊満な乳房の先にある桃色の乳首を摘まむと、クリクリと捏ねた。
「あっ、いや、あああ」
頭では幾ら嫌がったとしても健康な女。お満はその刺激で体をのけ反らせた。
「おお、よき反応じゃ。ならばこれはどうじゃな、ほれほれ乳を吸うてやろう」
餅右衛門は片方の乳首を弄りながら、もう片方の乳首に吸いついた。
「ああああ、だめええええ」
お満はブルブルと頭を振って反応した。
「そうかそうか、お満はこれが好きか。ならばもそっとしてやろう」
餅右衛門は口をとがらせると、ちゅぷりちゅぷりと幾度も乳首に吸いつく行為を繰り返した。
「あああん、お、叔父上ええ、許して、あああ」
自分の乳首が、これほど甘美な物とは想像もしなかったお満は、余りにもの気持ち良さに段々怖くなってきた。
(あ、あたし、どうなるの…)
しかし、これはほんの序の口だった。この後お満の若い女体は更なる甘美な悦びを知る事になる。その刺激は突然だった。
「ひいいいいい」
お満の股間に突然甘美な刺激が走った。餅右衛門の手が乳首を離れてお満の股間に伸びたのだ。