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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈選ばれし美肉達〉-27

『ヤり終わったか?じゃあこのタヌキとクソガキを檻にぶち込んどけ』


何人もの男達に輪姦された静香は、死んだように動かず、奈和は初めて見る男の凶暴さに悲鳴すら忘れていた。


「……き……綺麗なドレス…え…選んでた…のに……」


女性として取り返しのつかない事態に陥った静香は、譫言のように呟いていた……景子を騙るメールを無視していたなら、若しくは和久と早い時間に会い、景子との面会を拒否していたなら、その後の展開は全く違っていたはず……。


「……ゆ…許して……」


その景子の言葉は、春奈や優愛の思いでもあった。

どんな言葉を並べても、許されはしない。
如何なる理由があろうとも、他人の平穏を破る権利など在りはしない。
静香と奈和に、景子と優愛が“した事”は、八代や専務が行う犯罪と五十歩百歩。
それは春奈が景子に協力を仰いだ瞬間に、芋づる式に決まってしまっていたのだ。


『夜明けには出航する。まあ、せいぜい楽しかった思い出に耽るんだな……』


この陽も入らぬ船室では、時間の感覚は麻痺してしまう。
あとどれくらいで船が出てしまうのか、誰にも分からないのだ。


『……っと、その前にトイレタイムだなあ?』

(!!!)


まだ辱しめは終わらない……檻の中の牝獣は、食事も、それに伴う生理現象も、全て檻の中で済まさなければならない……美津紀や文乃や、麻里子のように……。


『先ずは……お前だ……』

「うッ!!あぐぐ…!!」


専務が部下達に目配せすると、部下達は春奈の檻を掴んで持ち上げた。
それは水平にではなく立てて掲げられ、春奈は檻の中で股間を開いてぶら下がる格好となった。
頭上となった鉄柵を掴み、檻の隅に膝を縛られたM字開脚は、まるで柵にしがみつく猿のようだ。


『お前らをこんな目に遭わせた元凶はコイツよぉ……名前は銭森春奈。腐れ爺の権力で、未成年のクセに刑事をやってんだ』

「…ッ!!!」


専務の口上に、春奈は言い返す事すら出来ないでいた。
専務の言う通り、祖父が警視総監でなければ刑事には成れていなかったし、自分一人で戦ったなら、この部屋に景子も優愛も、奈和も静香も連れ込まれなかったはずだ。


『………なあ、景子……最初はお前はターゲットじゃなかったんだぜ?八代も「景子は危険だから止めろ」って言ってたんだからなあ?』

「………!!!」


この台詞には、景子も絶句するしか無かった。
あの日、春奈に気遣いの言葉を掛けなかったら、こんな目には遭わなかったのだ。と、告げられたに等しかったからだ。



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