〈選ばれし美肉達〉-24
「嫌あッ!!嫌!!嫌よぉ!!!」
静香は頭を振り乱し、金切り声を発した……その秘穴への執拗な愛撫が、どんな結末を招くか知っているから故に……。
『煩えんだよ!垂れ目のタヌキが!!』
『テメェで勝手に濡れたクセして被害者面かあ?』
『こんだけ濡れてもまだ“化かす”つもりかよ?もうチ〇ポ狂いの淫乱だってバレてんだよぉ!!』
容赦の無い罵声が飛び、頬は張り手で叩かれる。
だが、いくら暴力を振るわれても、静香は叫ぶ事を止めない。
もうこれ以上の恥辱を、受ける訳にはいかないのだから。
『クックック……もっと気持ち良くなれば、女ってのは噴水するんだぜ?「嫌だ」なんて台詞は嘘っぱちよぉ』
「や、やめッ!!やめてやめてえぇぇ!!!」
「ッ!!!」
専務の言う通り、静香の秘肉は絶叫と共に噴水を上げ、それと同時に更なる異臭が立ち込めた。
静香は子供のように泣き喚き、専務達はゲラゲラと笑う。
そして奈和は強烈な異臭に、噎せながら泣き崩れた。
『あ〜あ。瑠璃子や文乃も濡れやすかったが、コイツはそれ以上だなあ?なにが「和久さん助けて」だよ。馬鹿が……』
もう春奈や景子の怒声は聞こえない……春奈は専務の作ったビデオレターにうちひしがれてしまっていたし、景子と優愛も、友人まで巻き込んでしまった事を悔いていた……。
『おい、このクソタヌキ。今からお前の大好物をたんまり喰わしてやるぜ』
「!!!」
服を脱ぎ捨てた専務の股間から、棍棒のような凶器が飛び出すと、あまりの大きさに、静香と奈和は恐れ戦き、景子達は顔を歪めた。
『何処に行くんだ奈和ちゃん?』
『おじさん達の機嫌を損ねさせたいのかあ?』
奈和は目の前に聳える肉棒から逃げようとした。
それは優愛に告白をした事からも分かるように、奈和は女性に恋愛感情を持つ少女だったからだ。
幼い頃から男性を異質な物と感じ、クラスの女の子ばかり見つめていた。
そして思春期を迎え、その傾向は一層強くなっていった。
男性への嫌悪。
それは男のシンボルといえる男根への嫌悪であり、女性を胎内から汚す忌むべき汚物としか思っていなかった。
同性しか愛せぬ自分……それは絶対に他人とは違う自分の感情……思春期にその事を苦悩してきた奈和の笑顔には、専務が感じた〈影〉が纏わり付いていた……。
女子校に入ったのも男を避ける為。
そして、女性しか愛せない自分を隠す為……。