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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈選ばれし美肉達〉-18

「け…景子……なんで…なんで私を騙したの?夏には結婚するって……知ってたでしょ…?」

「ッ…!!!」


怯えた様子で身体を縮め、静香はポロポロと涙を溢した……何故に自分が此処に居て、何故にこんな目に遭わなければならないのか分からなかった……春には寿退社が決まり、夏には新しい生活が始まるはずだったのに……その哀し過ぎる涙に景子が心をどれだけ痛めたとしても、もう手遅れなのだ……。


『ほうほう?夏には結婚の御予定でしたか?』

『じゃあ毎晩ヤリ捲って、さぞかし濡れやすくなってんだろうなあ?』

「し、静香から離れろ!!……ち…近付くなあ!!!」

『煩えんだよぉ。友達を売って妹の命乞いした奴が威張んじゃねえ』


静香は口元を両手で覆ったまま、ただ怯えて泣きじゃくるばかり。
景子のような粗暴な足掻きも、文乃のような恥辱を耐え忍ぶ藻掻きも無い。
それは強大な捕食者に睨まれて動けない、弱小な小動物そのものだ。


「や…め……やめてえ!!」

「〜〜ッ!!!」


スーツとYシャツを掴まれて振り回されると、その見事な胸肉はボロリと溢れた。
泣き声をあげながら倒され、髪や衣服を掴まれて引き起こされる……乱暴な扱いに胸肉は重そうに跳ね、ブラジャーの肩紐やホックは悲鳴をあげた。


『白いシャツの下に黒いブラだぜ?男を誘ってんだろ?』

『朝から晩までチ〇ポの事ばっか考えてんだろ?』

「嫌あッ!!か、和久さん、嫌あぁ!!!」

『さあて、そんな叫びが届くかなあ?旦那が助けに来てくれるかなあ?』






静香は上司から「使える女の武器は使え」と教えられてきた。
勿論、それは身体を売れと言っている訳ではなく、女性としての魅力を使えという意味だ。

清潔感のあるヘアスタイルや綺麗でやり過ぎないメイクに始まり、胸元を強調したり脚を魅力的に見せる衣服を選んだりと、多岐に及ぶ。
真面目な静香は教えを守り、自慢の胸の目立つスーツを選び、僅かに透けるように濃いめな色のブラジャーを着けた。


それが今は裏目に出た。


大人しそうな顔をした静香からは、この衣服や下着は想像もつかなかった。
男の目を引く為に豊満な身体を使い、下着の色までも刺激に満ちた物を着用していたのだから。
勿論、仕事の後での和久との〈夜〉を、考えない訳でも無かったのだが……。




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