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真奈美の日記
【獣姦 官能小説】

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目覚め-2

――部屋に戻ると、誰も入って来られないように、静かにドアの鍵を掛けた。そしてベッドの下に手を差し入れ、そこから黒い革製のバッグを引きずり出した。

(やっぱりあった……夢じゃないんだわ)

それは昨夜、沙夜子から渡されたバッグだった。

(ちらっと中身を見たとき、色々と気になるものが入っていたのよね……)

真奈美はバッグの中身をごそごそと漁ってみた。
昨日着ていた私のワンピース、それから下着。
薬と……手紙!

(思い出した……私は沙夜子さんからもらったバッグに入っていた薬を飲んで、寝てしまったんだ)

――昨夜、彼女は明け方近くまで寝付けず、何度も布団の中で寝返りを打っては、ひたすら時間が経つのを辛抱していた。
自宅に戻った直後は股間が痛く、腹の奥にはまだ異物が挿入されているような違和感で気持ちが悪かった。
さらにはレイプされたことがかなりショックだったようで、それがトラウマとなって、今も心臓を掴まれたような胸苦しさが残っていた。

崩れるようにベッドの上へ倒れ込んだ時は、そのまま意識が薄れて行き、何もかも忘れて眠ろうと思った。
ところが寝返りをうつ度に体が軋み、うつらうつらと浅い眠りしか出来ず、熟睡にはほど遠い。
それというのも、体中にできた擦り傷や掻き傷、股間を貫かれた破瓜の傷がひりひりと痛み、
さらには全身の筋肉に力を入れて長時間酷使したからか、あちこち筋肉痛や関節痛を起こしていたからだ。

そしてその痛みは、ドーベルマンという人ではない生き物に乱暴されて出来たものだと考えると、自分はもうこれ以上無いくらい汚されてしまったのだと思えてきて悲しくなる。
そんな状態のまま熟睡する事も無く、とうとうカーテン越しに覗く空は、だんだんと白み始めた。
暫くして真奈美は、彼女の部屋が薄明るくなってくると、目の前に見慣れない黒いショルダーバッグが転がっているのに気が付いた。
彼女は、恐る恐るバッグに手を伸ばすと、バッグの口を開いて中身を覗き込んだ。

(なんだか、ごちゃごちゃしたものが入ってる……うん? これは封筒?)

封筒の中には、折りたたまれた手紙が入っていた。
彼女は手紙を取り出すと、そこに書かれているメッセージに目を通した。

――真奈美ちゃん、ショックかもしれないけど最初はだれでもそう。相手が人間であっても。始めては痛くて苦しいの。
でも大丈夫、同封した白い錠剤を2錠飲んでみて。痛みが引いて、心が落ち着くわ。一日1回、寝る前にね。
それから、妊娠しないよう念のため黄色い錠剤も1錠飲んで。
これも毎日寝る前よ――

(薬……痛みを取ってくれる? それに……妊娠!?)

その言葉に急き立てられるように、慌ててバッグの中を探り、そこに錠剤が入っているのを見つけ、なりふり構わずゴクリと飲み込んだ。

(白を2つ、黄色を1つ……こ、これでいいのね)

その得体の知れない錠剤を、本当に飲んで良かったのか一抹の不安はあるが、今は心と体に受けた傷と恐怖を拭い去りたい一心で藁をも掴む思いだった。

……半時間は経っただろうか、頬が熱を帯び始めた。やがて体中がポカポカと温まってくると、頭がぼーっとなって、意識が朦朧とし始めた。
やがて嘘のように体から痛みや恐怖が和らいでいき、その後疲れが一斉に出たのか、ぐっすりと深い眠りに落ちて行った……

――真奈美は再び手紙を取り出し、改めて読み返してみた。

「……そうそう、女はバージンを奪われた時から、性に目覚めるものよ。これから、だんだん男が欲しくなるわ。
我慢できなくなったら、私の所へ来なさい。待ってるわ。 沙夜子」

(男が欲しくなるって、どういうこと……? 私のバージンを奪ったのはドーベルマン……人間じゃ無くて、犬なのよ! まさか私がワンちゃんとセックスしちゃうなんて……)

真奈美は、ふと昨日聞いた金髪女の言葉を思い出した。

(この子、あなたのことが好きだったのよ!今夜、ようやくあなたと添い遂げることができたんだもの)

そんな!ワンちゃんが私のこと好きだったなんて……犬なのに……ドーベルマンなのに……でも私は人間なのよ……
……それなら沙夜子さんはどうなの? 堂々と犬を私の彼氏だと言ってのけるなんて……なんて節操のない人なのかしら。それとも自信?
沙夜子さんとグレートデーンは恋人同士って言ってた。じゃあ、ドーベルマンと私は……私は…… 私さえOKすれば二人は……
真奈美は、そんなことを考えているうちに、ふと自分の体からも生臭い獣の匂いがしているような気がして、ドキリとした。

「え、えっと、ほかには何が……」

次にバッグの中から取り出したのは、黒っぽい色のゴム製の固まりだった。
最初見たときはグロテスクで気持ち悪いと思ったが、いま改めて見てみると、そうでもなかった。

(変な形! 犬のおちんちんみたいと思ったけど、先っぽはゾウさんの鼻みたいね。人間のそれでもないわ)

真奈美は昨夜の出来事のおかげで、犬のペニスについては十分過ぎるほど経験を済ませてしまった。
人のペニスは、まだ生で見た事は無いが、これまでの知識から大体の形は想像していた。
しかしそのゴムの造形物は人でも犬でも無く、真奈美はそのペニスの持ち主がどのような動物なのか、ひどく興味をそそられた。


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