掌でダンス-2
待ち合わせて千秋ちゃんを車に乗せた。
里美以外の女がそこに座るのは初だ。
それが千秋ちゃんなのが嬉しい。
二人で飯食べたりなんかホント幸せ。
食べ終って彼女を待ち合わせた場所まで送った。辺りはもう真っ暗だ。
「…千秋ちゃん。もう少し一緒に居たいよ。まだいい?」
何かで千秋ちゃんを繋ぎ止めておきたい。
「…うん。」
千秋ちゃんは何だか急におとなしい。
ホントかわいいなぁ…。
「…好きだ。」
?!やばっ…つい、言ってしまった!
「ハイハイ。私も上田くんの事、好きだよ。」
本気にしてないみたい…。
「…俺、本気だよ。」
「…。」
顔を近付けた。
唇が触れた。千秋ちゃんの唇に…。
「わっ私…私も…ホントに好きなの…っ。」
俺たちはまた唇を重ねた。お互いを求めあうキス…。長い、キス。
時々漏れる千秋ちゃんの吐息と声。キスで感じてくれているんだ。かわいすぎ。
でも、キスってこんなに気持ちいいんだ…俺もとけそうだよ。
「…後ろに行こ。」
俺は後部座席をフラットにして千秋ちゃんを抱き寄せた。
再びキスをする。
俺のJr.はもう全開。ジーンズがキツイ。てことは…千秋ちゃんも濡れ濡れなんだろうか…。
彼女をゆっくりと寝かせ、服を上にまくりあげた。ブラも一気にずりあげると…千秋ちゃんのおっぱいが露になる。
真っ暗闇に白い肌が色っぽい。
「う、上田くん…私…エッチするの、久しぶりで…。」
か〜わいぃ〜。初々しいなぁ。たまんないよ。
「いいよ。任せな。」
そう言って俺は千秋ちゃんにキスしながら両手でおっぱいを堪能。丁度いい大きさでふにふにだぁ…。
「っ…あ…ぁん…。」
乳首を刺激すると千秋ちゃんはキスの合間に甘い声を出す。
もっと聞きたくて、乳首をくわえて舌で転がす。
「あ…やぁ…んっ…ぁ…」
夢みたいだ…。
俺が彼女にあんな声を出させてんだ。
「は…っあ…う、上田くん…だめ…」
千秋ちゃんってすごく敏感で感じやすいみたいだ。心も体も千秋ちゃんにハマりそうだよ。
「…ダメ!!」
突然、千秋ちゃんは物凄い力で俺を押し退けた。そんな事全く予想してなかった俺は、一瞬わけがわからなくなる。
「ち…千秋ちゃん?」
千秋ちゃんは胸を隠しながら俺の目を見ないでこう言った。
「…奥さんがかわいそう。」
俺は言葉を失った。
「私がもし上田くんの奥さんで…上田くんがよその女の子と…こんな事してたら…すごく
悲しいと思う…。」
ガツンときた。でもそれ以上に、ここまできて彼女を諦めるのは嫌でたまらなかった。
「…ごめん。でももう遅いよ。」
「何で?」
「俺の事、好きなんだろ?」
千秋ちゃんは黙った。
俺は悪い男だ。
「もう、止まれないよ。俺は千秋ちゃんの気持ちを聞いちまったら、もう止まる理由がないんだ。」
彼女は俺の目をじっと見つめていた。
その瞳に吸い込まれるように、俺は千秋ちゃんに近付き、口付けた。
千秋ちゃんは逃げない。
俺たちは舌を絡めて再び気持ちを高ぶらせる。
もう止まれないんだよ…。
俺は結婚してる。妻以外の女の子と関係をもつことは、駄目だ。まして、遊びならまだしも…俺は千秋ちゃんに本気だ。
唇を離すと千秋ちゃんはうるんだ瞳で俺を見つめながら、唾液に濡れた唇を開き、
「…好きじゃない。」
静かに言った。
俺はまたその唇に吸い付いた。やっぱり彼女は逃げない。
唇を首筋に沿って這わせていく。千秋ちゃんは震えながら吐息を漏らす。
「好きじゃない、好きじゃないよ。」
と言いながら…。
そんな千秋ちゃんの姿は愛(いと)しすぎた。
とても。